リレーコラムについて

無謀でゆかいなMさん。

安田健一

今日からリレーコラム担当させていただきます。
株式会社桜 安田健一です。

今日から、僕を楽しませてくれる
”言葉の持ち主”をご紹介します。

Mさんは無謀で愉快なひと。

優秀な経営者であり、営業であり、釣りの師匠だ。

高校が楽しすぎて5〜6年通って卒業したMさんは、
英語を身につけてグローバルな展開を目指そうとしていた。

ガリ勉よりも実学主義のMさんは、
大使館の運転手として働こうと決めた。
なぜ、そうなるんだろう。素敵だ。

「I love you」しか知りませんよ僕w
と笑うMさんは英語は苦手。
でも、その大使館はイタリア大使館。さらにムチャだ。

ところが、色々な間違いが重なって書類選考に受かり、
面接に受かり、実技に進んだ。

電話対応の実技試験のときは、
電話をかけてきた相手が奇跡的に
イタリア人ではなく、日本人だった。

イタリア語でのやりとりを審査するはずが、
余裕の笑顔で(でも日本語で)対応する。

その余裕が周囲を安心させてしまい…合格。

最終試験では、ボスをクルマに乗せて路上試験。
ここで、バレた。
言葉が全くわからないから、当然。
右折も左折もせずに
気ままにドライブ。

帰って来たMさん。
落ちて当然だろ、そりゃ。と仲間は思っていた。

ところがMさんは「落ちた…」と
一丁前に、落ち込んでいる。
合格していたら、それ自体が事故なんだけど。

そんなMさんの口癖は
「拠点をつくらないとですね、安田さん」だ。

「以前、印刷会社の社員だったのでそこの五階の一室を借りれるんですよ」
とMさんが物件を見つけて来た。

オフィスの床は自分たちで貼った。(ほぼMさんが)
「以前、内装の仕事をしていたんですよ」とMさん、手際がいい。

「以前から高知県が大好きで。でも一度も行ったこと無いんで
安田さんの仕事で、高知県拠点作ってください」とはしゃぐ。

働くピーターパン症候群なんだなMさん。

ということで。
Mさんと港区海岸に小さなオフィスを構えて仕事をはじめてみた。
仙台とか高知とかアジアとか、拠点が増えていくようだ。

次回は、そのメンバー「マコトとまこと」です。

マコトという名前をもつ二名のAD。
両方とも同じ年齢で過去にSEVEN-Gという
アートディレクター集団を一緒に組んでいた仲間。

名言なんてないけれど、僕を論破してくれる頼もしい奴らなのです。(つづく)

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