リレーコラムについて

アマゾンの餌食

小林弘昌

前回、ビートルズにはまったという話をしたが、それには、アマゾンが大いに力を発揮した。アマゾンで、最初、軽い気持ちでホワイトアルバムを買ったのがことの始まり。そうすると、どんどん別のビートルズのアルバムを推薦してくるメールが入ってくる。そんなに深く考えずに、あっ、そういえば、ヘルプも、聞きたいな、と思うやいなや、カートに入れるをポチと押してしまい、ものの1分で購入完了!画面にありがとうございました、と出てくる。2日で届くし、また次の日には、リボルバーはどうですか、とメールが入る。もともと大好きなビートルズだから、どうですか?と言われれば、断る理由はない。で、結局、リミックスバージョンCDで、全アルバム買うのにひと月かからなかった。

本当に便利すぎて恐ろしいくらいだ。無精ものには、天国(お金がたっぷりあれば,だが)だ。お店に行って買うのには、いろいろなハードルがある、電車に乗ったり、途中の本屋寄って本を買っちゃったり。無事、タワーレコードとか着いても、最新アルバムのおすすめとかががーんと出てるとそっちに興味がいってしまったり。だから、非常に個人的なきっかけで、買い出したビートルズだが、アマゾンでなければ、こんなに買うことはなかったはず。広告やってる人間が言ってはいけない話だけど、ほしいな、と思っている人にタイミング良くスパッと商品を紹介すれば、なんの工夫もされていないけど、それだけで買う決心はつく。すごいなアマゾンって客観的に思う。勢いで買ったDVDには、つまんないものもあって、悔しいから、評価はひとつ★にしてやったが、それがささやかな反抗で、見事、アマゾン戦略にのっての購入しまくりでした。ポチっと押すだけで、欲しいものがすいすい家に届くのは、ほんとうに楽で楽しい。中毒になってはいけない、と思う部分もあるが。

これで、リレーコラムは最後です。あの萬流コピー塾で有名な小林秀雄くんから、バトンをもらった時には、ちょっとどきどきしたけど、ま、好きなこと書けばいいやと開き直って、書きました。犬やBEATLESに興味ない人にはなんのこっちゃってコラムになってしまって、すいません。次は、社会的にもいろいろな分野で幅広く活躍していらっしゃるマエキタミヤコさんです。

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