リレーコラムについて

道の横に立つ男(2009)

小島曜

(日付は変わってしまっていますが僕はまだ木曜日です)
実を言うとっていうか、萩原さんから電話がかかってきた時、僕はタイの
山奥で撮影をしていたんだけど、そして週末に帰ってきてから今日まで毎日
深夜帰宅です。仕事があるのはホントにありがたいんだけど、ちょっとって
いうかかなり眠いかも。ひょっとして僕はこのままやせ細り、なくなって
しまうんじゃないかと不安になるけど、体重は増えるばかり。デブ。

デブといえばってこともないんだけど、いや、ごめんあるかも、僕のいっこ
上の先輩に大島治さんって人がいて、会社に入ったばっかりの頃は並んで
名刺を「大島です」「小島です」と出しててふたりの体型からけっこう受けて
たんだけど、最近は僕の肥満が進んでいて(大島さんは大島さんのままなん
だけど)僕は小島から中島、中島と大島の間ぐらいまできてる感じ。

大島さんは僕と同じぐらいコンテの絵がアレなんだけど、あるとき僕が萩原
さんのコンテを真似して描いてたら先輩の高田毅さんがそれを見て「おまぇ
なんで大島の絵、真似して描いてんだよ」って言ったりして、ちょっともう
会社行きたくないって思ったことを思い出した。

絵が下手なくせにやたらとペンにこだわる時代もあったりして、自分が下手
なのは道具が悪いせいだ、もっと細いペンが良い、固いペンが良い、いや、
ひょっとして万年筆が良いんじゃないのか?色か?青いペンにしよう、いっそ
のこと赤か?みたいな。そのうちカバンの中にペンが溢れてきたりする。業者
か?みたいな。

あれよあれよという間に(ちょっとめんどくさくなってきたってのもあるけど)
会社に入って10年の月日が経ち、いまこうしてこれを描いてるんだけど、
まぁ10年も経つとほっといても、道の横に立つ男ぐらい描けるようになる。

(とここで今の絵を、今の画力を見せつけたいのですがただいま朝の6時30
分。今日は寝ないとヤバいので、寝ます。絵なしという最悪の説得力の中、
皆様の心眼に映る絵コンテをご用意下さい)

最初の絵と比べていただきたい!ここには首が存在し、奥行きと景色、そして
衣服までもが配給されている。我ながら成長したなぁ,と感慨深いものがありますよ全く。文明開化と産業革命とおしゃれ革命とweb2.0がやってきた感じ。
どーでもよくないんだけど、まぁどーでもいいんだけど、web2.0って全然、
聞かなくなっちゃったね。僕が聞かないだけかなぁ.いまwebって何テン何
ぐらいなのでしょうか?

そういう意味で言うと、今の自分が小島何テン何なのか知りたい感じ。
ちゃんと進化しているのだろうか。
あ、やべぇ良いこと言いそう。あっぶねー。おやすみなさい!

NO
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