リレーコラムについて

横顔(2001)

小島曜

昨日書いた文章の上から13行目の

「何そのセーター、どこで買ったの」的な。「ですけど!」的な。

ってのは

「何そのセーター、どこで買ったの」的な。「名東区のメイトピアですけど!」
的な。

の間違いでした。すごいマイナーな地名を出してどこだよそれ的な楽しみ
かたをしていただこうと思ったのですがお店の名前を思い出せずに母上に
メールをして聞いていることを忘れ、下書きのまま載せてしまいました。
こういう一番大切なところでミスする感じが、僕がイマイチぱっとしない
所以なんだと思います。

企画の内容はもちろんコンテの絵も全然ぱっとしないままただ月日だけが
消費されていくんだけど、なんでうまくなんないのかなーって自分の描いた
コンテをじっと見てると、登場人物もこっちを向いて訴えかけてくるわけよ。
いつも登場人物と目が合うんだよね。何?この感覚、恋?みたいな。でも
それは恋じゃなくて、常に登場人物がカメラ目線でこっち向いてる絵しか
描いてないっていうか描けてないわけ。

でも、例えば資生堂アウスレーゼのCMで娘にバイバイをする父親はその
横顔がすてきだった。「人生に関係したい」と言ったアップルでも男は横顔を
見せていた。そうだ!横顔だ!横顔を描こう!これで僕も一気に叙情派だ!横顔には哀愁があり人生がある!
http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/AJD0CQ7GhF4iBCfi3_NZYw?feat=directlink
なかなか、まぁそう簡単にはいかなくてさ、やれやれ。スネオの髪型を真正面
から見るとどうなってんの?的な悩み、というかね。いずれにしても横顔の
発見というのはコロンブス的なアレで、ケッコウ大事件なんだよね。つまり
僕のコンテに3次元がやってきたということなんだよね!だって3次元が
なければ好きなあの子を抱きしめることもできないじゃないか!

しかし、3次元の領域に足を踏み入れることはとても危険なことだと、
それからの僕は知ることになる。みんなは知らないかもしれないけど
3次元の世界では遠くのものは小さく、近くのものは大きく見えるし、
四角いものは「パース」と呼ばれる謎の魔法でゆがんで見えるんだよ!

いずれにしても、コンテも企画も、夜明けは遠かった。

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