リレーコラムについて

就職活動にまったく役に立たない話。

谷山雅計

こんばんは。きのう電通のオフィスで、「牛乳に相談だ。」の岡野草平くんにばったり会ったら、「谷山さん、TCCのリレーコラムいつもよりはいいっスね」と、なんだかミョーにさめた感じで誉められてしまった、谷山雅計です(笑)
リレーコラムも今日が最終回ですが、岡野くんに「今回のはいつもよりダメっスよね」と言われないように、最後まで頑張らせていただきます!
で、きょうの話はきのうに引き続き、学生さん向けに何かを書いてみようと思って書きました。とか言っても、タイトル通り「役には立たない」とは思うのですが。最後のコラム、スタートです。

はやいもので、そろそろ就職活動の季節が近づいてきましたね。

ここ数年は、大学の先生をやるようになったこともあって、じぶんのまわりにエントリーシートでうんうん悩んでいる学生さんたちがたくさんいるなーと感じます。

相変わらず、就職のときって、「志望動機」とか考えなきゃいけないんですよね。ぼく、ずーっと前から思ってたんですけど、あれってあまり意味なくないですか?

だって、立派な動機をもっているひとが、立派な結果を残せるわけじゃないもの。

ビートルズというバンドが昔ありまして(・・って誰でも知ってるけど)
その音楽は、ポピュラーミュージックに革命を起こして世界を変えちゃったわけですが。
彼らは、なにも「じぶんたちの音楽で世界を変えてみせる」と思ってバンドをはじめたわけじゃないと思うんです。
単純に「女の子にキャーキャー言われたい」とか「お金もうけて、いいクルマのりまわしたい」とか、そういう欲望がきっかけではじめたに違いないですよね。
でも、結果として、そこからうまれた素晴らしい音楽が、世界を一変させちゃった。

ほら、動機なんか関係ないじゃん・・というのは極論かもしれませんが。

ただ立派すぎる動機ってのも、くせものです。
動機が立派すぎると、うまくいかないときに、他人のせいにしちゃいやすいですから。
「自分はこんなすごい理想をもってやってるのに、それが理解されないのは、世の中の人間に見る目がないからだ」とか思い込めちゃうわけです。
で、周囲のひとも「彼は立派な理想をもってやってるのに恵まれてない」とか、それなりには誉めてくれますし。結果をだせなくても、意外といごこちがいい。

それに比べるとねー「モテたい」とか「有名になりたい」みたいな動機(欲望?)は、シンプルなぶん、自分も他人もごまかしようがないです。
ほんとうにモテるという結果がついてくるまでは、単なる「大口たたいてるバカ」にしか見えませんから。そのぶん、なんとか達成しようというパワーも持続しやすいのでは・・と思ったりします。

とは言え、「動機なんか関係ないんです!」とか「とにかくモテたいんです!」とかを、電通や博報堂の面接で話しちゃうと、まず間違いなく1次で落とされると思いますので(笑)

よほどの人生ギャンブラーのひと以外は、上のようなことを考えても、決して口に出してはいけません。

さて、この月曜から金曜、ぼくのコラムにお付き合いいただいて、ありがとうございました。
来週のリレーコラムは、「知り合いだよと言うとえーこんど飲み会に絶対さそってくださいよと頼まれるコピーライターランキング(長いな・・)」で、つねに上位にランクされる、博報堂の石下佳奈子さんにバトンタッチします。
その可憐な容貌と渦まく野望のマッチングで、ごく一部では「白いダースベイダー」(笑)との異名で呼ばれたりもしている方です。これは、ぼくが命名したわけではありませんが。
あ、ところで、いま気づいたのですが、ぼくのきょうのコラムが?1995。ということは、来週の月金できちんと書いてくれれば、TCCリレーコラムの輝く2000番目は、秋山さんでも仲畑さんでも眞木さんでも一倉さんでもなく、2006年新入会員の石下さんが書くことになるのですね!うーんなんだか、ものすごいプレッシャーをかけてます。
ただ、おそらく彼女は、ぼくのコラムをまったく読まないままに書き始めて、2000番目であることもぜんぜん気にしないでスルーして、後で「あーそうだったんですかー、あははー」とか言ったりしそうな気がしますね。まあ、そういう(どういう?)なかなか魅力的なかたですわ、石下さんは。
じゃあ、次、よろしくお願いしますー。

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