リレーコラムについて

100万人を抱きしめられないから・・(笑)

谷山雅計

きょうは第3回。いきなりコラムから始めます。

最近ですね、どうも世の中のひとの何%かが、ぼくのことをキザなひとだと誤解しているという衝撃的(笑)な事実が判明しました。

その原因になっているのは、事務所の天窓から六本木ヒルズの夜景がきれいだとか、やっぱり事務所のバスルームがなぜだかガラスばりですけすけである(もちろん普段はロールカーテンが閉まってる!)・・といった、主に「事務所」関連の事実であるとは思われるのですが。
もうひとつ、今週このコラムでずっと話題にしている「ミクシー」で、とあるマイミクさんが書いてくれたぼくの「紹介文」も大きな原因になっているらしいのです。

そこには、ぼくの言葉として「100万人を抱きしめることができないから、コピーを書く」というセリフが紹介されています。
いやー、たしかにこんな背中がむずかゆくなるようなことを話すヤツは、キザったらしいったらありゃしません!!!

ただ誤解してほしくないんですけど、この言葉は別に1対1で囁いた(笑)ことではなく、コピーの授業で大勢の前で話したことですし。しかもロマンチックな意味じゃなく、けっこう泥くさい話なんですよ。以下、その講義の中身。

「広告の仕事は、100万人や、1000万人を相手にするコミュニケーションで、それは1対1とはだいぶちがう」
「1対1なら言葉以外にも、みつめあうとか、抱きしめあうとか、強力な伝え方があるだろう」
「でも、広告で、100万人相手に、いちいち抱きしめてまわるわけにも行かないよね」
「だから、そのかわりに言葉というみんなに伝える道具が必要になるんだ」

・・という意味なんです。
途中を省略して「100万人を抱きしめることができないから、コピーを書く」という言葉にするから、なんだか歯が浮いちゃうような、フィリップマーロウをまねし損なったハードボイルド探偵のセリフみたいになってますが、ぜんぶ聞くとふつうのコミュニケーション論ですよね。

ちなみにぼく自身は、100万人以上のコミュニケーションについてはいちおうプロですが、1対1については単なる素人ですし(笑)、キザな人格とはほど遠い人間だと思うんですが・・
うーむ。

NO
年月日
名前
5032 2020.12.02 松井一紘 拝啓J.Y.Parkさま
5031 2020.11.30 松井一紘 誰かに「おもしろい」を科学してほしい。
5030 2020.11.29 山際良子 あとがき:あえて感謝の意を表す。
5031 2020.11.29 山際良子 第5話:炭治郎の言葉
5029 2020.11.28 山際良子 第4話:海藤の言葉
  • 年  月から   年  月まで