リレーコラムについて

これって、溺愛?

後藤エミ

電通の福田さんから、かるーい気持ちでコラムを引き受けてしまった
広告研究所の後藤です。
今年TCC新人賞を頂いたばかりの新参者なので、
自己紹介のつもりで身の周りのことなどを書いていきたいと思います。
1週間、斜め読みしてお付き合いください。

えー、私は大のネコ好きで、家にはネコが1匹おります。
やや長毛でコゲ茶色の11歳になるネコ。
「抱いても逆らわないネコにしたい。」と思い、
生後3カ月頃から抱きグセをつけたため、
だっこすると観念する、おとなしいネコに育ちました。
たとえば、膝の上に仰向けに寝せて、ふかふかしたお腹の毛に顔を埋めても、
「にゃあ」と一声鳴くだけで、あとは静かなものです。

さて、突然ですが、ここで質問です。
あなたに小さな子どもがいたとして、その子の目にゴミが入っていたら、
どうやってそれを取り除いてあげますか?
目薬をさして流す? 綿棒でそっと取ってあげる?
どんな方法が一番良いのか育児書で調べたわけではないので
私にもよくは分かりませんが(無責任な答え方ですね)、
小学生のお子さんをもつ友人は、こう教えてくれました。
「舌で舐めとるのよ。」と。
眼球を傷つけず、的確にゴミを取り除くことができるのだとか。
なるほど、と納得するとともに、私は思いました。
やってみたい! もちろん、ネコで。

帰宅して、ネコの目を確認。
おお! 糸くずのようなものが入っているじゃないの!
うちのネコは逆らうことを知りませんから、
押さえつけるのも、目を開かせるのもカンタンです。
舌をつけるとき「ネコの目には怖いバイ菌とか入ってないのかな?」と
一瞬気になりましたが、ぺろりと。
初めての触感でした。魚の目とは違います。
ガラス玉のようにつるっとして、ほどよく弾力があって。
ほんの少し、しょっぱくて。
ゴミもきれいに取れましたよ。そして、飲み込みました。

ちなみに、私はネコに対してアレルギーがあります。
いまちょうど抜け毛の季節で、気管の奥がかゆいです。

NO
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