リレーコラムについて

クリエイターの進路

後藤エミ

なんでハウステンボスに転職したの?という質問は
必ずといっていいくらい受けます。

そもそものきっかけは
東京を離れようと思ったところからでした。
地震が苦手だったんです。
ほんと、よく揺れるんですね、関東って。
もちろん、それはひとつのきっかけに過ぎませんが
小さなきっかけから来し方行く末を見つめ直すことは
往々にしてあるわけで。
「40歳を過ぎた今、クリエイターとしての能力を
どう活かすのが、これからの自分にとってベストなんだろう」
と、真剣に考えはじめました。

私には、とあるメーカーの新ブランドの立ち上げと育成に携わり
長年右肩下がりだった その商品カテゴリーの
売り上げを伸ばすことに成功した経験がありました。
もちろん これはチーム全体の成果ですし
一番がんばったのはメーカーの方ですけどね。

で、その経験を通して、私はこう思い始めてもいました。
「どうも真の課題は、企業内の明文化しがたい
些細なことの積みかさねにあるようだ。
しかし、広告代理店の一員では そこにタッチできない」
と。どこか、もどかしかったんです。

私は、もともと広告業界から
キャリアをスタートしていないせいか
純粋な制作だけでは満足できないところがあります。
ビジネス的に成功していないと
どんなにコピーを褒められたって、うれしくない。
コピーを書くことだけ求められるのも
なんとなく腑に落ちないところがありました。
これは私の思考特性なので仕方ないのです。

そんなこんなの不消化があって
いつしか「クライアント側に入ったほうがいいかも」と
考えるようになったわけです。
前職が“なんでも挑戦していいよ”的な企業風土を持つ電通で、
そこに居心地のよさを感じていたため、
選ぶならチャレンジングな企業を、と決めていました。
そんな折、渡りに船で求人募集をかけていたのが
ハウステンボスの宣伝課だった。
私は、はいはい!と手を挙げ、乗船したのです。

ハウステンボスでは、課の枠をこえた
提案と協力が推奨されていることもあり
私自身、宣伝課に所属しながら、商品課やイベント企画課へ
情報や企画をちょくちょく提案しています。
売られている商品がいい。イベントが素敵。
そういう口コミは、かなりの宣伝効果になるはずなので
私としては積極的に関わるべきだと考えているんです。
また、自分のオススメした商品が棚に並んだりすると
いままで味わったことのない充実感を覚えますよ、やっぱり。

40歳を過ぎたクリエイターの進路。
けっこう、多くの人が悩んでいるのではないかと
想像するのですが、いかがでしょう。
ただ、進路って、自分次第で広がる気がするんです。
特にクリエイティブ脳を鍛えていると
たいていの業種で喜ばれますしね。

ちなみに今後もずっと宣伝業務に携わるのかは
私にも分かりません。
広告、宣伝の先には、
それを応用したコンサル的業務があると思うので。

さてさて、日曜日の夜に
やっとこさ4つ目のコラムを書き終えたところで
次の方にバトンをお渡ししたいと思います。
来週は、憧れの美貌のひと、こやま淳子さん。
トークショーや新婚生活のお話など
いま最もネタが豊富なコピーライターのお一人だと思います。
どんなコラムが読めるのでしょうか。乞うご期待。

NO
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