リレーコラムについて

トイレの話 2

塚田由佳

私の一緒によく仕事をしてもらっているADに
佐渡出身の人がいる。
(ついでながら言うと、彼はたいへん男前の、
 我が社ADのホープといったところである)
残念ながら、私は佐渡にはこれまで行ったことがないので、
打ち合わせの時などに教えてもらうご当地の話は
たいへん新鮮で、毎度楽しませてもらっている。
「フンドシ」なるものもケッコー健在なようだし、
(考えてみたら、私は生フンドシなるものを
 生まれてこのかた見たことがないかもしれない。
 父親の水泳部時代の写真は見たことがあるが)
夏になると、ちょっと前の
ポカリスウェットのCMのように
岩壁から、日本海にむかって次々とジャンプするんですよ、
とか聞いていると、
田舎のない私は、「いーなー」
と、純粋にとてもうらやましい。
彼はまた、故郷や自分の幼なじみ達をたいへん誇りにしていて
それはとてもすばらしく立派なことだと思うし、
いつか「佐渡おこし」を自分の手でやりたい、
という彼の夢は、ぜひかなえてほしいと思っている。

で、そんな彼と、ある日、トイレの話になった。
なんと佐渡では、
トイレの時に、「紙」のかわりに
「縄」で拭いていた、というのである。

「ナワ?」私は、たまげた。

もちろん、今の話ではなく、昔の話だと思う。
でも、私の知っている限り、
布で拭いてた話は知ってるが、
縄で拭いてた、という話は初めて聞いた。
なんで「縄」なのか。
「縄」ってあの、綱引きの時に使う「縄」だよね?
考えただけで、イタそうである。
使い方は、おぼろげだが、
どうも、使った場所を乾燥させて、
まわして使う、ということだったような気がする。
果たして、ホントだろうか。
私は、騙されたのだろうか。

もし、みなさんの中に佐渡の昔のトイレ事情に詳しい方がいたら
ぜひぜひ、真相を教えてください。
もしくは、ウチの地元じゃ、もっとすごい話がある、
という話があれば、ぜひ、名乗り出てください。

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