リレーコラムについて

はじめまして。佐久間の脳です。

佐久間英彰

家族をネタにコラム書いてるコピーライターはこちらです。

金曜にアップしようとしたコラムがあまりに過激だったので
急遽別のに書き直しました。最終回は私の脳のお話です。

ネガティブ脳ってすばらしい。

私は根っからのネガティブ脳である。

街を歩いても、ニュースを見ても、商品に触れても、
食事をしてても、スーパーの行列にも、政治にも、
世の中のありとあらゆるダメなものに文句を言っている。

完全に偏屈じいさんだ。

だが、こういう不満の視点はとても重要だと思う。
「ま、いいか、これで。」と言って
現状に満足してしまう社会ほど恐ろしいものはない。

もちろん、ただ文句を言っているだけだったら、
それはそれでマイナスオーラ出まくりの人でよくないが
私はそこに必ずひとつの言葉を足している。

それは「だったら」。

ネガをポジにする魔法の言葉だ。

「使いにくい道具だな。
 だったら、こうしたらいいのではないか?」

「わかりにくい地図だな。
 だったら、こうしたらわかりやすくなるよね。」

「複雑な操作画面だな。
 だったら、こうしたら操作しやすくなるのに。」

不満こそが発明の発火点。
その不満に「だったら」を付けることで
改善策を見つけるために頭を使うようになり
工夫という名の発明が生み出されていく。
人類はそうやって、生活をverアップしてきたと思う。
満足したらそれで終わりだ。

実はこの発想、今の広告の仕事にも役立っている。

「理解されにくい商品だな。
 だったら、こう表現してみたらわかりやすいのでは?」

「こんなパッケージでは手に取ってもらえないだろ。
 だったら、こうしたら店頭で目立つのでは?」

「予算も時間もないなぁ。
 だったら、こうしたらいいんじゃないかな。」

ネガ脳は、未来のヒントに気づかせてくれる。
結果的に課題を発見するスキルに直結する。

制限や条件があるからこそ、いいものが生まれる。
だから「何でもやっていいよ」というものよりも、
「こんな課題があるけど、どうしたら良くできるだろう」
という所に頭を使うこの仕事は、とても向いていると思う。
いろんな制限を切り抜けるために、
会社では多くの人が集まり、知恵を出し合う。
それがたまらなく面白い。

広告の仕事が肌にあったのは、
そう言う所が多分にあったからだと思う。

人は私の事を超ポジティブという。
しかしそれは頭の中でネガ思考を一周したからこその
結果としてのポジティブなのだと思う。

広告業界を志望するちょっとネガ脳の強い学生さん。
「他のみんなはリア充でコミュ力ある学生ばかりだから
私に広告業界なんて向かないかも」と言って
気負いする必要はありません。
ネガ脳も「だったら」をつけるだけできっと役に立ちますよ。

ネガ脳は最高だ。
未来の発明はきっとそこからはじまるのだから。

<終>

来週は、最高新人賞の山﨑博司くんにバトンタッチです。
彼とは東京時代、向いの席でした。
夜遅くまでコピーを考えるがんばり屋さんです。
きっと面白い視点のコラムが読めると思います。
では、お楽しみに。

あ、6.22(日)14〜16:00アド・ミュージアム東京にて
私も行動展示に出ますので、お時間がある方はぜひ。
http://www.admt.jp/exhibition/program/2014_tcc2014.html

NO
年月日
名前
4523 2018.08.10 鈴木拓磨 TOKYO 2100
4522 2018.08.09 鈴木拓磨 書き出し小説
4521 2018.08.08 鈴木拓磨 息子が黙ってない
4520 2018.08.07 鈴木拓磨 父がボディビルダー
4519 2018.08.06 鈴木拓磨 日本コピーライターズクラブ
  • 年  月から   年  月まで