リレーコラムについて

お師匠さん

宮田知明

ボクのコピーライターの師匠は、門田陽さん。

周りの若手からは、
「いいなあ、コピーの書き方教えてもらえて。」
なんてことを言われた。

でもこの5年間、「コピーの書き方」というものを
具体的に教わったことはなかったと思う。

まったくダメなときは、
「はい、全部ボツ。」
ただ、それだけ。なぜダメかは
自分で考えなさい。そんなスタンス。

コピーに厳しい門田さんは、
日常生活は、ときどき友人かと思うくらい、
気さくな人だったりする。

飲みに行った回数は数えきれないし、
一緒に行った落語のチケットを数えると、
もう50回を超えている。
落語を聴くために、1泊2日で、
富山に行ったこともある。しかも2回。

すぐそばで仕事をしたり、遊んだりすることで、
コピーの表現技術ではなく、先にある深い部分、
「人が面白いと感じることは何か」を、
学んでいた気がする。

ボクが新人賞を取ったとき、
門田さんは「まあ、良かったね。」
くらいの感じだったが、
他の何人かの人から、
「門田さん、喜んでたよ!」と言われた。
その感じが、なんだか門田さんらしくて、うれしかった。

あれ?なんか門田さんを偲ぶ文章みたいに
なってますね。そんなことないです。
超元気です。
昨日もかなり飲みすぎたそうです。

今日も、読んでくださりありがとうございます。
明日は、初めてコピーが世に出たとき、
という話で、リレーコラムを締めようかと思います。

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