はるかなるミシシッピの夕べ
昨日は、アメリカのロックフェスに行った話を書きました。
Bonnarooというフェスは
テネシー州のナッシュビルからバスで1時間ちょっと行った
マンチェスターという場所で開催されています。
ナッシュビルは言わずと知れたカントリーミュージックの聖地で
私が訪ねた頃は、ウィリー・ネルソン・ミュージアムがあり
今はそれがLegends of Country Music Museumと名前を替え
カントリーミュージックを紹介する施設になっているそうです。
私はカントリーは全く聴かないのですが
ナッシュビルの街には
「1足買うと2足タダ!」みたいなウェスタンブーツの店が
軒を連ねていたりして、
いや、ウェスタンブーツ3足も要らんだろ!と
ツッコミながら歩くのも楽しい街でした。
ある年は、勤続20年の特別休暇が取得できたこともあり
フェスのあと、ナッシュビルからメンフィスのグレースランド、
そして車でミシシッピ川沿いを下り、
クロスロード(ただの信号がある交差点)を見物したり、
マディ・ウォーターズが育った家が移築されている
デルタ・ブルース・ミュージアムを訪ねる
といった旅をしました。
ナッシュビルで高速に乗り
レンタカーのカーナビが日本語で
「コノ先、200マイル道ナリデス」と言ったときには
マジか?カーナビ要らないじゃん!と笑いそうになりましたが
実際、そこから200マイル(320キロ)はカーブの1つもない
ひたすらまっすぐな道。
景色も全く変わらず、
運転中、意識を保つのにひと苦労でした。
でも、この高速(I-40)はMusic Highwayと呼ばれていて
サービスエリア(トイレぐらいしかないけど)の名前が地名ではなく
ジョニー・キャッシュとか
ロレッタ・リン、ハンク・ウィリアムスとか
いちいちミュージシャンの名前になっているのが
粋でした。
ブルースの聖地巡りをしたミシシッピ州クラークスデールでは
Shack Up Innという、綿花農家の施設を改装した宿に泊まりました。
盛大に蚊に食われながら、寝苦しい夜を過ごしたのも
いい思い出です。
宿の部屋には近隣のレストラン一覧表があって
宿泊した夜は、名前は忘れちゃったけど
イタリアン(って名乗ってる)レストランに行きました。
お店に入るとご主人らしきおじいさんが
店番っぽくキャッシャーに座ってずっとテレビを見ていて、
おばあさんがオーダーを聞きに来てくれました。
内装はレトロなアメリカンダイナー風です。
「どこの国から来たの?」
日本です。
「日本?あなた、日本ですって。
日本人が来るのは初めてだわ」と
満面の笑みのおばあさん。
日本人は世界中どこにでも
はびこっていると思っていたけど
ここまでは来なかったようです。
料理は、たぶんイタリア料理を食べたことがないのでは?
という人が作った感じの何かでした。
おじいさんはずっとテレビで
「世界ビックリ人間大集合」みたいな番組を見ていて
剣を飲み込んじゃう男とかを見て
「ほーー」とか「すげえな」みたいな
感想を漏らしていました。
日本にも、こういうおじいさん、いるよね。
この店で、初めての日本人になれてうれしかったし
そんな場所でも、
オーナーご夫妻が日本の親戚と大差ない感じなのも
うれしかったです。。
ちなみにShack Up Innからは
いまも誕生日にバースデーメールが来ます。
あまりに遠くて、再訪するのは
なかなか難しそうだけど、
次に行くとしたら、
「どこでもベープ」を忘れずに
持って行かねばと思っています。。
| 6142 | 2026.07.22 | はるかなるミシシッピの夕べ |
| 6141 | 2026.07.21 | この夏も、スキー場で乾杯を。 |
| 6140 | 2026.07.20 | フジロック前の、夏休みの宿題。 |
| 4088 | 2016.06.10 | あたらしいおうち |
| 4087 | 2016.06.09 | お出かけ老人 |