リレーコラムについて

「うんこ」は最強のコピーだ!

笠井剛

さてさて、2晩目のテーマは下ネタということで、
下ネタといえば、やはり「うんこ」です。

「うんこ」

と書くだけで、なんだかおかしい。
どんな子どもも笑いだす。
僕なんて、もう30年近くなにかにつけて
四六時中「うんこ」とのたまっています。

それは「うんこ」という言霊が持つ深遠なるヒーリング作用に、
幼少のころよりいち早く気づいていたからにほかなりません。

「うんこ」と言っている人がいたら、
もうそれは本当に「うんこ」をしたくて(または好きで)たまらないか、
「うんこ」をネタに笑いを取ろうとしているか、
何気なく口をついて「うんこ」と言わざるを得なかったか、
この3パターン以外にありえないのです。
これほど単純かつ合目的性の高い言葉が、ほかにあるでしょうか?

喪黒福造ばりに言い切りたい――
人は「うんこ」と言うことで、心の隙間を埋められる――と。

先日youtubeで「うんこさん」というフラッシュアニメを見つけたときは、
「やっと時代が俺に追いついてきたか」と、悦に入ったものです。

さらにいえば。

「うんこ」で家をつくる国もあれば、
「うんこ」でお酒をつくる人もいる。
「うんこ」を発酵させれば肥料になるし、ガスもとれる。
「うんこ」を研究している博士がいれば、
「うんこ」を生業にしている人々もいる。
「うんこ」を調べれば健康状態が分かるし、
「うんこ」の化石で新たな進化論が学会に発表されたりする。

ああ、「うんこ」って、すごい。

ちなみに昨日、34回目の誕生日に幸運にもリレーコラマーの栄誉を授かり、
人生何度目かというレベルのハッピーピークに到達しかかっていたとき。
何を書こうかワクワクドキドキ。
リレーコラム史に残る高尚かつ重厚な構想を練り上げていたまさにその刹那――

「下ネタをやれ」

と冷や水を浴びせかけた後輩のRYくんは無類のスカトロ好きなんですが、
まさに「うんこのオーソリティー」たる彼の話を聞くと、
やはり「うんこ」に対する人の思いの奥深さはマッぱない(マジ半端ない)
ことを心底、思い知らされます。

いくら「うんこ」が好きだといっても、
人としての一線を超え、食べてしまうほどのモチベーションとはいったい――!?

答えは簡単です。
僕が「うんこ」のヒーリング作用に気づいたのが子どものころだったように、
人がスカトロに至る理由もまた子ども時代にあるのです。

彼の場合はこうです。

1.子どものころ、好きな女の子がいた
2.放課後の教室で、友だちとたて笛を舐めたりブルマをかぶったりした
3.その友だちと、「どっちがあの子のことをより好きか」でケンカになった
4.言い合いの果てに「俺はあの子のうんこだって食える!」と言ってみたら勝った
5.大人になってあの頃のことを思い出し試してみたら、クセになっちゃった

よく「絶対音感」なんかで、
6歳前後を過ぎると身につけられないことを「臨界期」と言ったりしますが、
スカトロの臨界期は何歳ころなんでしょうかね。気になるところです。
もし知っている方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。

「うんこ」をネタに書き始めた今回のエントリーですが、
まさか本当に「うんこ」だけで終わるとは思ってもみませんでした。
それだけ、「うんこ」が人類の歴史と叡智が詰まった優れたコンセプトたりえ、
いわば最強のコピーでもあるということの証左であると言えるのではないでしょうか。

いや〜、「うんこ」って、本当にいいものですね。

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