リレーコラムについて

2晩目

玉井博久

昨夜はおそまつな文章で失礼しました。
今夜もよろしくお願いします。

今日 本屋に立ち寄ったら、
Penの特集が草間さんだったので
今夜は昨年末に旅行した直島のことを書こうと思います。

直島はなにやらイギリスの旅行雑誌にも「世界の行くべき場所」として
紹介されているようで。
僕は昔何かの折に、この島のことを聞いていました。

現代アートの島、直島。

瀬戸内海に浮かぶこの島が注目されたのは
ベネッセが、現代アート施設を作ったことがきっかけです。
(ってご存知の方も多いと思うので、島の紹介はこの辺で)

当初はなんとなく訪れてみよう、くらいにしか思ってなかったので
特に下調べもせず、ただベネッセハウス(宿)だけを予約して島に向かいました。

島でもらったチラシやベネッセの人の紹介をたよりに
いろいろと回ったのですが、
ここで、面白いものに出会いました。

家プロジェクトの南寺。
その内部の作品「バックサイド・オブ・ザ・ムーン」です。
(参照 http://captured.meblog.biz/article/116280.html)

ジェームスタレルという方が手掛けたものなのですが、
長い時間、暗闇の中にいると、次第に見えてくるという
アートでした。

スタッフの方の指示に従って
真っ暗な建物の内部に入っていき、
中にある椅子にしばらく座る。

すると、建物は完全な真っ暗ではないようで、
次第に目が慣れていき、わずかな光を捉え
最初建物の中に入った時には見えなかったものが
見える、というものでした。

ただぼーっと椅子に座っていた自分は、
見えなかったものが、次第に見えてくることに
言葉にできないよろこびを感じました。

同時に改めて思い知らされたのが、
自分が見ている世界、感じている世界は、
見ることが出来ている、感じることが出来ている部分だけで
もっと他にも、違う側面があるのだということ。

見てきたつもりで、実はたくさんのことを見おとしてきたのかもしれません。

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