リレーコラムについて

門田邦峰の話

左俊幸

はじめまして。電通九州の左です。

事務局の方から、明日は休日なので4回でもいいと言われたのですが、
友人たちを全員登場させたいので無理やり5回書いてます。
なのですみません、もう少しだけお付き合いください。

と、いうわけで、最後に僕の高校時代の友人、モンデンの話をします。

モンデンは女にモテました。高校時代にはモデルと付き合っていました。
当時「電通」や「博報堂」などという会社の存在など全く知らない、
広島県の福山市に住む片田舎の高校生だった僕にとって、
同級生が「モデル」という人種と付き合っていることは、ものすごいことに思えました。

モンデンは、モテるだけあって整った顔立ちをしていました。
しかし彼は非常に中世的で、そして線が細く、さらに肌が白く、髭が青く、
だからどことなくホモっぽく、
高校時代には根強いホモ疑惑があったことも追記しておかなければなりません。
ちなみに彼の当時のあだ名は「ホモンデン」でした。
短く、分かりやすく、響きも強く、いいネーミングだったのではないかと思います。

その事件は、高校の修学旅行時の夜中に起こりました。

一般的に、修学旅行時の夜中には、事件が起こりがちです。
アグレッシブで、無知で、無茶しがちな若い男達が、
「みんなで宿泊」という非日常のテンションになるわけですから、
ある意味やむを得ないことだと思われます。
消灯時間の後、酒を飲んだり、煙草を吸ったり、ケンカをしたり、
もっとひどくなると、女子の部屋に行ったり、旅館を抜け出してHな店に行ったりと、
まあ、たぶん、いろんなケースがあるのではないかと思います。

そんな中、修学旅行時の夜中に、僕らの部屋で繰り広げられていたのは、
「けつ毛ボーボー選手権」でした。
いま思えば、若い男のアグレッシブさ、無知さ、無茶さ、非日常のテンション、
それら全てが完全に間違った方向に向かってしまったイベントでありました。

ルールをご説明いたします。
まず「けつ毛の濃さ」に自信がある猛者が名乗り出て、
その猛者は全裸の状態で、暗闇の中、みんなの前で四つんばいになります。
そしてその四つんばいになった状態で、懐中電灯をけつに照らされ、
部屋にいる全員から「けつ毛の濃さ」をジャッジされ、
最終的な優勝者を決めるというイベントでした。
こうやって説明をするのも馬鹿馬鹿しく、というか恥ずかしく、
実際に僕はいま書きながら軽く死にたい気持ちに駆られましたし、
もしあのイベントを、あの猛者達のお母さんが見ていたら、
たぶん僕なんかより、もっと死にたい気持ちに駆られていたでしょうし、
だから、そういう恐ろしさをもったイベントでもありました。
あ、ちなみに僕は顔は非常に濃いのですが、体毛は非常に薄く、
エントリーはしていませんでした。お母さん、安心してください。

ちなみに優勝候補の筆頭は、
前回のコラムにも登場した僕の友人(いまは義理の弟)、サネモリでした。
サネモリは全体的に非常に体毛が濃く、
指毛が絡まって痛くなるから指輪ができない、というほどの猛者でありました。

そして前々回のコラムに登場したイシカワが対抗馬でした。
イシカワは頻繁にみんなから全裸にされたり、
また、自分で積極的に全裸になったりしていたので、
そのけつ毛の濃さはイベント前からかなり評判だったのであります。

実際、懐中電灯に照らされた、この二人のけつ毛の存在感はかなりのもので、
ジャッジする側としては甲乙つけ難い、全然関係ない人からすればとても気持ちの悪い、
非常に立派なけつ毛だったと思います。

色白で、線が細く、とても体毛が濃いとは思えないモンデンが、
このイベントにエントリーすることになったのは、
立候補ではなく、確か、ホモンデンが裸で四つんばいになったら面白い、とか、
そんな理由だったと考えられます。

ラストがモンデンでした。
まず、ホモンデンが四つんばいになっている、という状況に、僕らは爆笑しました。
その爆笑は、しばらく続いたと思います。
そして懐中電灯を照らしました。爆笑がピタリと止まりました。
なぜならモンデンのけつ毛は、
サネモリよりも、イシカワよりも、その場にいた猛者達の誰よりも、
圧倒的な存在感を放っていたのです。
とても体毛が濃いとは思えないルックスにもかかわらず、ここまで圧倒的な存在感。
モンデンの圧倒的な優勝を讃えながら、僕たちはみんな、心の中でこう思ってました。

「さすがホモ」。

後日談としていい話をひとつ付け加えると、
このイベントによりホモ疑惑がいっそう高まったモンデンでしたが、
それを跳ね返すかのようにその後もモテ続け、数々の女性と付き合い、
僕らの仲間内の中でいちばん最初に結婚し、いまでは1歳半になる娘がいます。
そしてその娘は、モンデンのような、奥さんのような、
いずれにしても、それこそモデルになれそうなほど、キレイな顔立ちをしています。

以上です。1週間ホントすみませんでした、くだらないことばかりで。

最後になりましたが、
くだらないコラムだったにもかかわらず最後まで見てくださった方々と、
あと、個人情報保護法が叫ばれているこの時代に、
ガチンコの実名でコラムを書くことを許してくれた4人の友人に感謝します。

次週は同じ会社の電通九州の後輩、和久田昌弘くんが登場します。

クリエーティブからマーケに移り、
マーケに移った途端にクリエーティブ能力が開花した、という不思議な人です。
ちなみに体毛は濃くないと思います、たぶん。

では和久田くん、よろしくお願いします。

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