リレーコラムについて

地方CMプランナー入門 その2

左俊幸

電通九州の左と申します。

 

昨日の話の続きを書きます。

 

地方のCMプランナーが、

「制作費内で最大限クライアントに貢献するCM」を

作っていくために。

 

大切なことは

制作会社の皆さんと密に付き合いながら、

一緒になって企画・制作を

していくことだと思います。

 

東京では「企画は必ず代理店内で考える」みたいな

慣習があると聞いたことがありますが、

制作費がシビアな地方のCMプランナーは

企画をどんどん制作会社さんに見せて、

制作費を含めていろいろ相談しつつ、

一緒に作っていくスタンスの方が

結果的にイイCMになるような気がします。

 

ちなみにですが僕の話でいうと、

別府競輪も五ヶ瀬ハイランドスキー場も

その他諸々のCMも、

制作会社ランニングの皆さんと

何度も打ち合わせを重ねて企画を考えます。

誰かが言った言葉が

そのままコピーになることもありますし、

僕の企画がランニングの皆さんに

ダメ出しされることもしょっちゅうあります。

 

数年前に、

全国各地の地方CMプランナーが東京に集められ、

東京の超有名な演出家の方と

対談的なイベントをやらせて頂いたのですが、

そのときに来ていた地方のCMプランナー全員が

「企画にダメ出しをしてくれるプロデューサーがいる」

と言っていました。

そしてそれを聞いた東京の超有名な演出家の方が

「東京も昔はそういう環境だったんだけどねえ」と

少し寂しそうにおっしゃられていました。

制作会社の皆さんと一体になって、

いろんな人の目線でその企画を見て

ブラッシュアップしたり弱点を潰していけるのは、

もしかすると地方の強みなのかもしれません。

 

ここ数年の間に、

福岡発のCMで全国的な話題になった、

シンフロとか、雪道コワイとか、

くまモンほっぺ紛失事件キャンペーンとかは、

制作会社のプロデューサーの方々が総じて優秀です。

たぶんCMプランナーの方と

制作会社の皆さんが一緒になって考えて、

一緒になって汗をかきながら

作ったんじゃないかと思います。

 

信頼できる制作会社がどうしても地元で見つからない

地方CMプランナーのあなたは、

福岡の制作会社に発注してみてはいかがでしょうか…?

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