リレーコラムについて

清算、しました!

吉田有理

木曜日はしめやかにナレーション録り。金曜日はちょっと堅苦しいプレゼンテーション。というわけで、さほど愉快な2日間ではなかったせいでしょうか。なぜだか、わたし、どのような瞬間にも、心の中に、ひとつの単語を意識しています。それは、「清算」・・・。

そうね。代理店時代のさいごの方は、自分の名前で発注書を切った仕事も増えて、月末になると精算関係、休日総出で、みんなでうんうん、処理した日々もありましたよね。でも、この「清算」はちょっと、意味がちがうみたい。

自慢ではありませんが、「占いを読まない女」と言われて30年!
アンアンとか雑誌をたまに買っても、「はぁ、さいごの占いのページを読まないで、アンアン捨てちゃう人もいるのねぇ」と、みょうに友だちに、感心されたり・・・。

だって、「人生は自分で選択していくものです。占いに頼るなんて、敗北主義っ。」と、かのジャン・ポール・サルトルもいってますし、人気アニメ=セーラームーンの中でも、セーラーマーズこと火野レイちゃんが「占いなんかに頼っちゃだめ!女の子は、みんな夢をかなえるチカラを持っているのよ。」といってたし・・・。

そして、吉田有理もまた、コピーライターに、齢も星座も運勢もなし!という、わけわからん思い込み(!)のせいで、自分がどの星座かなんてことに、だんだん関心が薄くなくなっちゃっていて・・・。

ところが、魔が差すということは、往々にしてあるものなんですね。先週の金曜日(5月26日ですね)、午前8時頃。たまたま、世界史の暗記学習にはげむ予備校生なんかもたくさん居据わっている、お茶の水駅前のバーガーキングで、朝も早からコピーを考えていて。その時、ちょうど、タレント資料の雑誌を何冊か持っていたなかから、突然、ある雑誌の今年1月号「いい女必読!今年の運勢!」というページがわたしを呼んだ。で、はいはい、お呼びですか。なになにと、そのページを熟読してしまっていたのです。

たぶん、バーガーキングの2Fに充満していた「まじめに参考書を読もう!覚えよう!フェロモン」が、わたしの脳細胞を妙な感じに、刺激してしまったのだと思います。(刺激に、ヨワイ。)

で、そこでわかったことは、「わたしにとって、今年は、30年に1度の大『清算年』だった。」ということでした。「今年は、過去にたまりにたまった人生のゴミを処分する、人生の大掃除の年っ。腐れ縁は、どんどん切り捨てるべきっ。ダイエットは、成功しやすい。今年の清算に失敗すれば、今後一切、明るい未来は開けない。」とのことでした。

あらま、そうだったのか。
だから、2月には、上海雑技団も真っ青な、最近関東近郊を荒らしに荒らし回っているという、中国人窃盗団が、わたしの自宅にもやってきて(空き巣です。)大切なパワーブックと、パスポートと、いつだったかアサツーの監査役の人がやめるときに全社員に1枚ずつわけてくれて、わたしときたらそのままタンスにしまってた、アサツー(現アサツー・ディケイ)の株券を持っていってくれたってわけね。

だから、新しいi-bookが来て、新しいパスポートがやってきて、あたらしい株券がやってきて(今度は証券会社に預けた)、だからこそ、わたしってば、青春メモリーの千駄ケ谷から、事務所の引っ越しをしようだなんて、決めたってわけなのね。

無意識のうちに、『清算年』を感じてたのネ・・・。などという勝手な想いが、次々に、自分に都合のいいほうに、都合のいいほうにと、巡るのでした。

だからといって、「ほらほら、もっと本気で清算しなければならないものがあるだろう?」だの、「腐れ縁の方は、どうすんだ?」などという、天の声には耳をふさぎ・・・。本当に処分を必要としているはずの、あのもの、このことには、目をふさぎ・・・。ほんとうに、都合のいい話ですよね。

結局のところ、「占いさんっ、自分に都合のいいように考えるお手伝いをしてくれて、ありがとさんっ。」みたいな感じではありましたが、生まれて初めて、真剣に読みふけった占いのページは、乾いた砂が水を吸いこむように、記憶中枢を刺激し、ものすご〜く、深〜く理解することができましたわ。お茶の水のバーガーキングよ。不思議なパワーをありがとう。

あ、先々週の、エステローダーグループ2年ぶりの大バーゲンの後日談やら、もうず〜っとファンクラブ会員であるところの松田聖子の20thパーティ問題やら、書きそびれちゃった話も多々ありますが、なにしろ、バタバタだったので、おゆるしくださいね。
(いえいえ、このコラムのせいばかりじゃなくって。そもそも、わたし、常にバタバタしている人生♪なんです。なぜ?)

というわけで、とうとう、今週もおしまいです。で、次のコラムニストは・・・?世界でいちばん柳腰ながら、博覧強記で、百戦錬磨で、アッタマよくって、髭が濃ーくて、オットコ前で、素敵な先輩、八木正英さんの登場ですっ。みなさま、どうぞ、お楽しみに!あんな秘密、こんなヒント、そして、超激辛・広告批評を書いてくれるんじゃ、ないかしら・・・。

では、またね。チュッ?

NO
年月日
名前
4993 2020.10.28 古屋彰一 軽さという神様への誓い
4992 2020.10.27 古屋彰一 クマとスプレーとわたし
4991 2020.10.23 神戸海知代 現実を変えるのは、ぼくら自身だ。
4990 2020.10.22 神戸海知代 人はなぜ、マウンティングをしたがるのか?
4989 2020.10.21 神戸海知代 感情も、行動も、表現すること。
  • 年  月から   年  月まで