リレーコラムについて

鼻に穴が空く自分

伊藤久之

こんにちは。残すところあと2回となりましたが、
あらかじめ来週のコラムを
卑劣な手口で中野直樹広告事務所の
川上毅さんに渡すことができ、若干安堵しています。
※最終回ではありませんが、事務局の方、
この時点で川上さんにご連絡よろしくお願いいたします。

今日は、僕とお酒のイタイ出来事を。

お酒には呑まれる系です。そしてなぜか、
ある時期、酔うと好きになってお持ち帰りしてしまう物体がいました。
赤くて尖ったヤツ、駐禁アピールに使われる、
正式名称はコーンって言うんでしょうか?

一時期、目覚めたら枕元にヤツが
そびえ立っていたことが、週に2回もありました。
ま、それなら、翌日そっと元の場所に戻して
おけばいいのですが、ある日のことでした。

元同僚の披露宴の帰り、例によって赤い恋人を見つけて
持ち上げようとしたときのことでした。
いつもの重量感と明らかに違う、これがニュータイプか???
酔ってる自分はその重さに身を委ねながら、
崩れ落ちていくしかありませんでした。

翌朝、びっくりしました。
鼻で息ができない。スーツは血で真っ黒、それどころか、布団も真っ黒!
実はこの日、名は伏せますが、
わが家に泊めた同僚コピーライターに問い詰めました、
自分に何が起こったのかを。

彼が言うには、僕が持ち上げようとしたコーンは、
風に飛ばされないよう下にコンクリート片が
グルグル巻きにしてあったそうです。
そしてそれを持ち上げられない自分は、
コンクリートの角に顔から突っ込んでいったらしい。
ってゆーか○山さん、病院に連れてくとか救急車呼ぶとかしてくれよ!

鼻に、ホントに穴が空いてました。オロナイン軟膏塗って、
バンドエイドで塞いでごまかしても、何の前触れもなく
鼻血がドバーッっと吹き出る毎日が数日続きました。
しょうがないので医者に行ったところ、
鼻の粘膜側まで損傷を受けているといわれました。
いまでもよく見ると、鼻の付け根にその傷が残っています。

お酒の飲みすぎは危険です。
でも,、お酒を悪者とは僕には言い切れません。
礼を言いたいこともあります。
でもその内容は、楽しいとか、ストレスを発散できるとか、
そーゆー予定調和なことではありません。
次回は、テーマになかったこのネタを、
2回もリクエストくださった某ADさんの熱い魂に応え、
電波系コピーライターのレッテルを貼られることを怖れずに書きます。
題して「酔拳」。

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