リレーコラムについて

ひとりでできた

赤松隆一郎

こんにちは。
POOLの小西利行さん(こにたんって読んでね)から
バトンをもらった電通関西の赤松です。
こにたんが今日の日付で書いてくれてるので、
本日はすっかり書き終えた気分だったのですが
それはムードのいい勘違いでした。夏の女は幻です。
そして自分でもすっかり忘れていたのですが、
僕は4年前に一度、このコラムを担当してました。
ほんっと久々に読み返してみたのですが、
このコラムを読んでくれている、
コピーや広告に興味を持っていらっしゃるみなさんの
役に立つことは何ひとつ書いてありませんでした。あうち。
おかしーな。俺としたことが。
というわけで、今回は、4年前のコラムの反省に基づき、
広告の仕事やコピーの仕事に興味を持たれている人に関係ある話と
そんなことには全くもって無関係な話を1日交代に書くことにします。
まず今日は関係ある話から。

僕は27歳の終わりに別の仕事からこの業界に入り
まともに広告を作り始めたのは28歳からです。
時々、広告の仕事を目指している、若い人たちに
話をさせてもらったりした後に、懇親会とかで
「すみません、ぶっちゃけ、何をしたらいいですか?」と質問されます。
このかなり激しいぶっちゃけぶりの質問に、僕なりにお応えしますと、

1)人の仕事をよく見る。
2)有名なクリエーターに必要以上に憧れない。
3)ひとりになる。

って感じでしょーか。
1)人の仕事をよく見る、というのはとても大切です。
上手い人の仕事も、上手くない人の仕事も今はその気になれば
たくさん見ることができます。だからたくさん見るといいと思います。
で、
面白いと思った広告は、なぜ面白いのかを
集中して考えてみてはどうでしょう。かなり集中して。
自分の中で「言語化できる面白さの原因」と、
「言語化できない面白さの原因」があると思いますが、
それを懸命に探り、その存在を知るだけでもだいぶ違ってくると思いますよ。

2)有名なクリエーターに必要以上に憧れない、っていうのは
まあその方が健全っていうか、お互いのぼせなくてすむってことですね。
誰かに憧れるというのはとてもいいことだと思いますし、
僕にも尊敬しているクリエーターの人は何人かいます。
でもそれは、もうその場所には行けない、その場所は取られた、ってことだと思うんです。
自分はどうすれば憧れたあの人たちと別の場所に立てるか、みたいなことを
ドロドロした嫉妬と羨望にまみれながら
狡賢く考えてるくらいの人の方がいいと思います。
適度な嫉妬は最高のモチベーションです。度を超えると食い殺されますが。
それにね、いくら広告雑誌が大々的に取り上げようが、
「これが新しい広告の流れだ!」みたいなことを言おうが
面白くないものは面白くないんです。自戒の意味も込めまくりで。ほんとに。

3)ひとりになる。
たとえば、コピーや広告の学校とかでたくさんの友達と広告について話をしたり
自分のつくったものを見せ合ったりする。これはとても素敵なことです。
でもコピーを考える、企画を考える、って時は是非、ひとりになってください。
まずはひとりでさびしく、暗く、じめじめと考えましょう。
そして何か思いついたら、できればそれを、まずひとりでかたちにしてみてください。
紙もエンピツもMACも家庭用のビデオも簡単な録音の機械だって、
ちょっと見回せばみなさんの手の届くところにありますよー。
ひとりでできた、という、なんていうか
世界が少しだけ自分のものになった、みたいな感覚を
是非味わってみてくださいね。悪くないですよ。

ってな感じでよろしかったですか?
断っときますが、未熟なやつが書いてることですので、
どこまで効果があるかはわかりません。
まあ嘘は書いてないってことでご勘弁を。

明日は、僕のクルマのボンネットの中に住んでいる
山本さんという女性について書きます。

じゃーまた。
http://www.akamatsu-ryuichiro.com

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