リレーコラムについて

福耳小島の空耳アワー

小島富貴子

このリレーコラム、先週の木曜にはお話をいただいてたのに
1回目から遅れてサイトアップしている小島富貴子(コジマフキコ)です。
(すみませんっ、こやまさん! 今度なんかおごります。なんつって。)
でも、きっと“日付が変わると同時に最新コラムをチェックする”なんていう、
熱心な読者がいるとは思わないので(←失礼?)ゆる〜くはじめてみました。

コラムは全部で5回なので『小島の五感を楽しませるものシリーズ!』で
進めたいと思います。そんなん、みんなが聞きたいかぁ?うまく続くかぁ?
という不安もありますが、ま、人生何でもやってみないとわからいないので、ね。
(って、これまたゆるすぎ?)では、第1回目<聴覚>のはじまり、はじまりぃ。

私は、タモリ倶楽部の『空耳アワー』的なことが好きです。

最近では、キリンビールのCMで平井堅さんがビールを冷やす理由として、
「僕は友達を待っている。彼はときどき“2丁目”にいる」と聞こえて
かなりノケゾリました。が、その後、聞き間違いとわかりほっとしました。

小学校低学年のときのことで、今でも覚えているほどお気に入りなのは、
お父さんのお腹の音と、庭の竹薮にいつもいた鳥の鳴き声の2つ。

昔、『不思議な国のアリス』に出てくるハンプティ・ダンプティ状態
(卵に手足がついたような体)だった父。そのお腹に耳を当てて聞くと
酸素ボンベから息を吐いたときのような「ぽこ、ぽこ、ぽこ…」という音が聞こえ、
それがなんとも海の中にいるようで心地よく、気がつくと父のお腹を枕に寝てました。
そのとき人体の神秘に惹かれていれば、今頃、私は医者になっていたことでしょう。

もうひとつは、2コ上の姉と喧嘩したときの私の最終兵器、鳥の鳴き声。
姉はメキシコオリンピック生まれなので、「メ」を取って「キシコ」という
名前なんですが(いいのか、両親、そんなんで!)ある日、いつも庭に来る鳥が
「キシコ・バーカ、キシコ・バーカ、キシコ・バーカ、ケッ、ケッ、ケッ」と
姉をバカにするように鳴いていることに気づいてからは、その鳴き声をマネては
よく姉を泣かしてました。その鳥は、何と言う名で、本当は何と鳴いていたのか。
このとき鳥の生態にのめり込んでいれば、今頃、私は鳥類学者…あ、しつこいですね。

今、住んでいる所も、大きな公園に近いせいか、毎日いろんな鳥の声が聞こえます。
いつもは「キヨッ、キヨッ…」としか聞こえないのが、たまに「好きッ、好きッ…」と
聞こえるときがある。ま、そんなときは、前日にいいことがあったんだけど。うふふ。
同じ鳴き声でも、人によって、またそのときの感情によって捉え方が違うんだよなぁ。
これって、みんなが使える日本語を使ってコピーにするのにどこか通じているなぁ。。。
な〜んて、ムリやりTCCのHPにふさわしい内容にしようと、まとめすぎですよね(笑)。

NO
年月日
名前
5772 2024.10.04 高崎卓馬 名前のない感情
5771 2024.10.03 高崎卓馬 母のひとりごと
5770 2024.10.02 高崎卓馬 批評と愛
5769 2024.10.01 高崎卓馬 再会の夜
5768 2024.09.30 高崎卓馬 ともだちの木
  • 年  月から   年  月まで