リレーコラムについて

年末の私(5)

林まり子

今日で私の担当もおしまいです。
好きに書いて下さいと言われ、悩みました。

広告業界を目指している学生が読むコラムですとか
同業者が読むコラムですとか
もう少しターゲットが限定できてるといいのに
「広告好きな人が読むコラムです」
と言われても漠然としててよくわからない。

だから、私は新入社員の頃に先輩に提出していた
日誌のようなもの書きました。

新入社員の頃、当然なんですけど
書いたコピーなんて褒めてもらえません。
ただし、この毎日提出した日誌だけは
すごくおもしろいと言われました。
局のいろんな人の間を回覧され、
たくさんのコメントが記入されました。
書いた物がとにかく読んでもらえる、うれしさ。
この日誌のおかげで、生き延びていた気がします。

当時、局長に、言われました。
コピーなんだか、自分の気持ちなんだか
わからないようなものの間をさまよって書きなさい」と。
その頃は、意味がよく分からなかったけど、今思うに
「自分のこころから派生してないことを書くな」
ってこと、うわべで書いてもダメってことですね。

オノヨーコはどんなことでも10年がんばれば
きっと神様がご褒美をくれるどこかで書いていました。
ホントに私は10年目、tccを頂くことが出来ました。
自分でがんばったこともあるけど、
半分は励まし続けてくれた先輩方のおかげです。

仕事は一人でやってるのではありません。
人と人とのつながりで出来ています。
このコラムの始まりに、
コピーライターは時代の先端のようなことが
書いてありましたが、内情はかなり体育会っぽくて
義理人情のかたまりの世界に思えます。
でも、私は好きなんです、そういうの。

次にバトンタッチする石づきさんは
どんなことを考えているのかしらん。
私も楽しみに、見てみたいと思います。

彼女が今年、新人賞をとったカルピス。
やさしいコピーで大好きです。

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