リレーコラムについて

いつか僕の名前を検索する君へ。 その1

高田伸敏

まさか、
二度目のバトンが回ってくるとは
思いませんでしたよ、久山くん。

おひさしぶりです。
2004年入会、東急エージェンシーの高田伸敏です。
イラストレーターズサーモン所属ではありません。
僕が初めて勤めた、
今はもう無い北海道の小さな会社の名前です。
久山くんは、いつもその会社名の
サーモンと口にした途端、
「サーモンて」と笑い転げます。
なぜだかわかりませんが、
彼の大好きな、会話中に噛むのと一緒なのでしょう。

さて、16年ぶりのリレーコラム。

それはつまり、ガラケーが当たり前で、
誰もがPCでしか読むことの無かった頃に書いた
リレーコラムが存在するということです。

いつの間にか時は流れて、
16年前のリレーコラムの話をする人が、
たまにですけど社外の方やお客様にいたりして、
なんとなく気づいてはいたのですが。

検索、しますよね。
お仕事するクリエイティブの人の名前。

僕も必ずします。失礼があったら困るし、
どんなお仕事をされているのか知りたいから。
たまにエゴサーチすると、意外にもかなり上位に、
この16年前のリレーコラムが
自分の仕事と仕事の間に、
ひょっこりと顔を出していることがあります。
少し前までは、タイトルまで表示されていたような。

初めての人が読んでみると、そこには、
傷だらけの自分がいたり、
裸の自分(すみません、脱ぐ方です)がいたり、
会ったことのない弟がいたり、
ずいぶんと赤裸々な告白をしている僕が
いたりします。

2020 年の今、これは、ちょっと恥ずかしい。

せっかくリレーコラムを引き受けたのだから、
アップデートしたい。そう思ったのです。
検索した時に、若さゆえの恥ずかしさではなく、
今ちょっと笑えるくらいの
恥ずかしい話を読んでいただこう、と。
結局はどこまでも恥ずかしいコラムです。
実は、人に恥ずかしい話をすることは
嫌いではありません。

次回、アップする予定のコラムは、
いつか僕の名前を検索するであろう、
ある人のために書いた、メッセージです。
検索されることで読まれる手紙。

そこでは、小さな隠し事を告白します。

 

NO
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