リレーコラムについて

かりそめメンバー

和田佳菜子

私が2008年に中部配属された頃、
クリエーティブはほぼほぼ男子校で
独特の野心と匂いに満ちていました。
世代としては30代前半がメインで、
「なじみのメンバー」感が強かった。
配属とか受賞歴とかいろんな苦悩を
それぞれが抱えてはいるのだけれど、
一緒に夜通し飲む酒がとてつもなく
おいしく感じる仲間だった気がする。
少なくとも20代前半の新人だった
私の目には、そう見える職場でした。

けれどその当時のメンバーは順番に
念願の東京へと旅立っていきました。
今はCDとしての数人が残るばかり。

もちろん行く人あれば来る人ありで、
主に2年〜4年のインターンの形で
次々と新メンバーがやってきました。
これはまた新鮮で楽しいものですが、
どっぷり良い関係になったときには
「はい、さようなら」な制度なので
なかなかに寂しいものではあります。
あくまで、かりそめの関係なのです。
(異動後も交流はありますけどね!)

でも当初はインターンで来てるのが
けっこうな先輩たちだったんですが、
それが一時期、同期だらけになって、
気づけば後輩しか来なくなりました。
自分も歳をとったなぁ…としみじみ。
最近は他人の歳が読めないのですが、
たいてい年下だろうと思っています。

でも数年単位で顔ぶれが変わりゆく
「かりそめ」フロアは刺激にもなる。
私は2回の育休に伴って当然ながら
2回の復帰を経験しているのですが、
1~2年ぶりのフロアがまるで違う。
なじみの顔よりも見知らぬ顔が多い。
仕事にアサインされるたびに新鮮で、
初めて触れる作風や能力が面白くて、
私自身のアップデートを求められる。
限られた時間しか働けないからこそ、
そんな容赦のない刺激はありがたい。

話は逸れますが「浦島太郎」な話は
職場の人間関係以外にも当然あって。
1回目の復帰後(2015年の秋)、
私の仕事もようやく「デジタル」と
正面から向き合うようになりました。
それまでもデジタル化話は耳タコで、
もちろん頭では分かっていましたが、
なかなか実務には結びついてなくて。
それが1年ちょっとの休み明けには
目の前の作業としてアイデア出しを
求められるようになっていたのです。
2回目の復帰後(2019年初)は、
私の仕事がもっと「川上」へと遡上。
企業向けにロードマップを書くなど、
産休前とは異なる作業が増えました。
それらの変化を象徴するような形で
PC上の「フォーマット」は多様化。
ラジオCM用の原稿フォーマットに
テレビCM用のコンテフォーマット、
コピー百本ノックフォーマットなど。
ずっと使ってきたフォーマット達を
引っ張り出してくる頻度は減少して
その都度、見せ方から考えるような
仕事が増えてきたなと感じています。
これってコピーライターにとっては
良いことなのでしょうか、はてさて…

それはそうと人の異動が激しくても
ストレスにならないのスゴイですよ。
それだけ来る人みんな良いというか、
面白くて楽しい人ばっかりなのです。
ずっと名古屋で働いている人含めて
私の「働き方」への理解とか協力は
言葉にできないほど寛大で温かくて。
それなのに仕事で信頼もしてくれて。
これ以上何か望んだら罰当たりです。

そして泣く泣くかりそめ配属を終え、
私の上を通り過ぎていった人たちは
(←言い方どうなの問題ありますが)
私が東京へ異動することがあったら
みんな「知り合い」と呼べるわけで。
名古屋にいながら、東京でどんどん
私の「知り合い」が増えるわけです。
これはけっこうオトクなんじゃ?と
最近は勝手にほくそ笑んでおります。

さて、残り2日間は私周りの話より
コンテンツに関してのよもやま話を
書いていけたらいいなぁと思います。

昨晩、スマホの表示フォント次第で
箱組みが崩れて見えることに気づき、
ちょっぴりショボーンな和田でした。

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