リレーコラムについて

麻布界隈“美女のお店” 10/3

長井和子

01/10/05きょうはお約束、西麻布界隈をご案内します。麻布近辺はナゼカ、1 本どころか2 〜3 本スジが通ったような女性経営者が多いです。
まずごはんやパロルの桜井さん。彼女はデザインセンター出身。かの黒田征太郎さんとは、別れたあともずっとオトナの友達関係が続いているという、うらやましい限りのイイオンナです(ある年齢以上の会員の
皆さんはご存知ですね)。
いわゆるビストロ通りと呼ばれる、外苑西通りの一本渋谷寄りの道を広尾方面へ。香港ガーデンだったか、ドデカイ中華屋に至る手前の左側、ビルの2 Fにお店があります。店内は、木の感触を生かした落ち着いた雰囲気。吟味された食材でていねいに作られた和食と日本酒のおいしい、本当の意味での“おとなの店”と言えるでしょう。
外苑西通りを今度は逆に六本木通りを渡り青山方面に向かいます。ふたまたに分かれたら、ken ’s Chant Dining を右に見て左側の道を行き、北海園をすぎたら左折。料理研究家小石原さんのワインのお店、“萬”があります。ソムリエの石井君は新しい広尾のお店のほうに転勤となり、今は次のソムリエさんがいます。(名前は忘れました)。ワイン好きにはたまらないお店でしょう。篠山紀信さんが通いつめていて、夜中に朝ごはんみたいなものを作ってもらって食べていました。(TEL 03-3407-1903 )
有名人が通うお店では、少し六本木寄りになりますがミイコさんの“WHITE ”があります。宮沢りえちゃん親子が常連。でもなんといってもここの圧巻は、“女傑”ミイコさん自身の武勇伝の数々でしょう。
麻布十番には深山エダさんの“la poche ”があります。エダさんは創刊号の頃のアンアン誌上の常連。堀切ミロさん、立木ユリさん、杉本エマさんといったなつかしい名前が次々出てきます。いまだに衰えないプロポーションを超ミニのワンピに包み、カウンターの中を飛び廻り、さながら複眼を持つかのような目配り、気配り。おつりはピン札にピカピカのコイン。初めてのときビックリしたら
「あたり前のことでしょ、それくらい」と軽くいなされてしまいました。(TEL 03-3404-3683 )
で、ここまでの4軒は、業界人を長くやってる方はほとんど知ってるお店ばかりだったかもしれません。
そこで西麻布のニューフェィスをひとつ。と言っても、もう5年経つのですが。美女、伊澤明美さんのお店“SPOON ”をご紹介します。TCC の会員の中には、パーティで私の強引な客引きにあい、帰りに無理やり連れて行かれた方も何名か(ライトの菅さんとか…)。
日暮さんは私がいくら「美女だ」と強調しても、「女が美女っていう時はせいぜい泉○○子どまりだ」とか言って本気にしてなかったのですが、先日お会いしたら「美女だった」と認めていました。
西麻布ロイヤルビルの2 F 、西麻布の交差点近く、星条旗通りとの間の裏通りにあります。
同じビルの1 F には真木準さん御用達のle bar があり(今はハバニータという名前になって雰囲気も変わりましたが)、また2 F の並びににはセイコちゃんというママの“フジヤマ”というお店があってWADADAS の和田さん(I&S)がお気に入りで通ってました。(フジヤマは今はお客だったタイガースの森本さんがやってるそうです)
そんなわけで“美女”のアミちゃんのお店SPOON には業界人も多く、芸能人ではかまやつさん、黒柳徹子さん、芳村真理さんなどがお客様です。15〜6 人でいっぱいになってしまう小じんまりした店内はアイボリーのペンキにられ、清潔なキッチンという感じ。
気取らないアミちゃんの雰囲気と、ホントにおいしいオリジナルメニューに惹かれ、皆集まってきます。常連も多いけど小さいお店にありがちな閉鎖的な雰囲気は全くなく、初めて一人で行ってもスッと溶け込める不思議なお店です。お料理はもう、行って食べてみてください。どれをとっても間違いなくおいしい。これからの季節は“カキのおにぎり”“生ウニのチャーハン”なんかもいいですよ。(TEL 03-3401-4770 )

NO
年月日
名前
5692 2024.04.21 長谷川輝波 言葉オブザイヤー@ヘラルボニー
5691 2024.04.20 長谷川輝波 言葉オブザイヤー@韓国の街中
5690 2024.04.17 長谷川輝波 言葉オブザイヤー@新宿ゴールデン街
5689 2024.04.12 三島邦彦
5688 2024.04.11 三島邦彦 最近買った古い本
  • 年  月から   年  月まで