リレーコラムについて

新開地。

北匡史

僕の勤めている電通西日本神戸支社は
名前の通り神戸にあります。

旧居留地という神戸のなかではオシャレと言われる場所にあり、
会社近くのカフェでは今日も、今も、明日も、来年も、
女子会が開催されており、みなさんキャッキャキャッキャ言うてはります。

海も近く会社でメールを打っていると
「ブオー」という汽笛の音が時たま聞こえてきて、
「優雅であるなぁ」と詠嘆法で港町風情に浸れる旧居留地。

そんなキャッキャキャッキャやブオーがあふれる街を出て、
僕たち神戸支社のCRのメンバーは
「あのファッションビル、ぜんぶ、立ち飲み屋になればいいのに」
とかいいながら、いつも三宮の高架下へ飲みに行きます。
そして、ときどき新開地という場所へ行きます。
今日は、そんな神戸の名所・新開地をご紹介させてください。

そこには、女子会などありません。
ゴリゴリの男祭りが連日、開催されております。

飲み屋に行けば、右もおじさん、左もおじさん、
向かいもおじさん、上もおじさん、下もおじさん。
前門のおじさんに、後門のおじさん。
扉を開けたら、またおじさん。

バイオハザードのような、オジサンハザード状態。

なぜ、おじさんが多いのか。
なぜなら、美味い店が多いからです。

いまでこそ下町の新開地は、
もともと神戸の繁華街だった場所でした。

それが戦争の後、復興の段階で三宮に中心機能が遷り、
新開地に残されたのは昔からの店とおっさんだったそうです。
だからか、神戸の老舗店は本店が新開地だったりします。

その他にも、アートを爆発させすぎて岡本太郎さんも
「そこまでやれとは言ってない」と言いそうなボーリング場、
昨年TCC新人賞に輝いたゲームセンターがあるメトロ神戸、
底抜けにレトロでそういう系の撮影に向いてそうな新開地駅など、
味と味わいが満載の新開地。

最近は、若い人がオープンした立ち飲みなども増えてきているそうです。
もし神戸に来ることがありましたら、新開地にもお越しくださいませ。
そして、北に一杯おごってくださいませ。

NO
年月日
名前
5679 2024.03.27 鶴香奈子 桜の季節ですね。
5678 2024.03.25 鶴香奈子 今の時代の「いいコピー」って何?
5677 2024.03.23 松村祐治 マルコムさん
5676 2024.03.22 松村祐治 赤岩さん
5675 2024.03.21 松村祐治 櫻井くん
  • 年  月から   年  月まで