リレーコラムについて

1日おくれて こんにちは

内田伸哉

渡辺潤平さんからバトンを受け継ぎました、ヤフーの内田伸哉と申します。

昔は広告会社でコピーライターでした。
今は広告会社のコピーライターにクライアントとして接しています。

ヤフーというIT企業に転職すると、様々な発見があります。
そんな、元広告会社にいて現IT会社だからこそ見えることをコラムでは
書いていきたいと思います。

で、第一回目。
まずヤフーに来て一番ショックだったことを書きます。それは

自然ってすごい

ってことです。
私は、「ヤフーは日本一、人の感情が集まる場所。」だと思っています。
1日に何千万人が検索し、買い物し、暇をつぶし、交流をしています。
ヤフーには人の感情が言葉化され、ビッグデータの塊となって渦巻いています。

そして人々が話題にしたり、会話する内容は本当に細分化されていて、全員が同じ
方向を向くことはありません。

これは、残念ながら広告コミュニケーションやプロモーションにも言えることで、
「日本中が注目したプロモーション」というのは今の時代なかなか出会えません。

しかし、国民が同じ方向を向く例外的瞬間があります。

それが「大雨」です。

雨が降るとたくさんの人が天気を調べたり、閲覧したりするので、ネットの中の
人の動向はぐっと変わってきます。

日本中のすべての心が「雨」にとらわれるのです。

当然天気のサービスや検索を持っているヤフーも物凄い量のアプリがダウンロードされます。

ヤフーでは「プロモーションやるより、雨乞いしたほうがいいんじゃないか」
という皮肉があるくらいです。

正直悔しいです。

死ぬほど頭をひねって世に繰り出したプロモーションが、
渾身の力を考えて作り上げた言葉が、神さまの気まぐれに負けてしまうのです。

でも逆にそれがやる気の原動にもなります。

ネットはプロモーションがどれくらいの効果があったのかが
よい意味でも悪い意味でもクリアにわかります。

だからどれくらい「大雨」に負けてるかというのもわかるのです。

でも、だからこそ、次のプロモーションは雨に勝ってやるぞ、と意気込み
今日も頭をひねらせているのです。

(雨より強い企画思いついた方、企画の持ち込みお待ちしております。)

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