リレーコラムについて

俺十則

村田俊平

初日の公約の「無遅刻無欠席!」の決意は
大方の予想通り、虚空に響くことになってしまいました。

九州は今、暴風域です。
ガタガタ窓がなる局内で
ひいひい言いながらこのコラムを書いています。

地震があまりないことで有名なのが九州なんですが、
「こいつでチャラよ」と言わんばかりに、
台風はまぁまぁきます。
あと、福岡は、思ったより暖かくありません。
ふつうです。
それに、東京から来た人はみなさん驚きます。
僕自身2年前九州に来たときは
「話が違う」と憤ったものでした。

2年前…?
説明が遅くなりました。
TCCはじめ、アワードのクレジットは、
すべて電通九州に一本化されていますが、
私は、実は、正確には電通から電通九州に
出向しているのです。

その辺の経緯は中村洋基さんがブログで、

とある若者クリエイターの緩やかな死と、バッターボックスの間


書いてくれたことで、
ほとんど間違いないので、
(もっとドラマチックに描かれているけど。)
ここで再び書かないのですが、

「うだつが上がらないとはいえ、若手は戦力。出したくない」
東京には局長や次長に無理を言って家出をし、
「どこの馬の骨ともわからない、実績がない若手?そいつ使えるのか」
九州にも無理を言って、取締役や局長の行為で置いていただいているのが現状です。
(ですので、電通九州にも電通にもめちゃくちゃ感謝しています。)

九州の水が合ったのか、
出向後、それまで、社内公募の「環境スローガン」以外に
賞などもらったことのなかった私が、
新人賞をはじめ、いくつかの賞をいただくことになります。

そこには、ある程度、心機一転出向するおり、
これだけは心にとどめておこうという、
「俺十則」的なものがあるのですが、
今回はこの「「俺十則」」少しだけ紹介して
最後のコラムとさせてください。

一つ目。
あ、その前に10個も思いついてないので、
3個で終わります。

年上の女性の友達(六本木で女王様をやっている)が
なんだか、大阪からオカマの友達を連れてきたことがあって、
彼と一緒にみんなでクラブに行った時のことでした。

基本的にリベラルでいたい、
オカマに対して過剰に反応するのもカッチョ悪いと考える方なので、
そのオカマに腰に手を当てられても、まぁ、ノーリアクション。
まぁ、そこでノーリアクションなので、
数学的帰納法的に、
よって、腰から、手を回されて、上半身を触られても、まぁ、OK。
そこを許した手前、耳に息を吹きかけられるのも
まぁ、騒いだらカッコ悪いのでOK…、
首筋にキスをされるのは…、
てな感じで、「砂山のパラドクス」的に
彼の要求をどんどん許していってしまったのでした。
そして…。
いや、そのあと何もなかったので
別にたいして面白い話ではないのだが、
そこで言われたセリフが、

「私たちオカマはあなたみたいに、まず人間的なリレーションを
築こうとする人を狙うの…、あなた気を付けなさい…。」

だったのです。
つまり、ウラを返せば、
「人として関係が築ければ、多少ムリなことも通る」ということ。
これはオカマがノンケを落とすときだけでなく、
ビジネス全般に言えることだと感じています。

担当者との距離が近い九州では、
本当にこの哲学がモノを言うのです。
あれ、分かってますよね?
この話、まくら営業とかそういう話ではないですよ?
意味通じてますかね…?

二つ目。

僕の大好きな話に
「なべやかんがウェイトリフティングを始めた時のこと」ってのがあります。

なべやかんはまぁ、なべやかんに特別な思いを持っている人、
っていうのはほとんどいないと思うんですけど、
ウェイトリフティングでは、
結構すごい人で、国際大会で優勝したりしている、
本格派スポーツ芸人のハシリのような人なわけです。

そのなべやかんがウェイトを初め、
そして上達していった話ってのが、
たいへん滋味があります。
正確なことばはうろ覚えなんですが、
「インストラクターのお姉さんがきれいだったから始めた」と。
まぁ、ここまではよくある話。
それで、
「自分の限界より重いウェイトでやると、つぶれた時にお姉さんが
触ってサポートしてくれるから嬉しい。
という下心から、自分の限界より重いウェイトばかりで
やっていたらいつの間にか日本チャンピオンになっていた」と。

良い話です。
実際の目的をうまくすり替えて、
いつの間にか目的が達成されるような構造を作る。
「いいコピーを書け!」とか「会社の売り上げに貢献しろ!」とか、
イマイチ曖昧だったり、指揮の上がらない目標を提示されている人は、
少し考え方が変えられると良いかもしれません。

さぁ、長々書いてまいりました
「俺十則」もついに最後になってしまいました。

これは確かツイッターで見たのですが、
「K DUB SHINEがダブルブッキングしてパーティを欠席したとき、
その主催者に”体調崩して欠席したことにしようか”と聞かれて
”体の弱いヤツと思われるより、
スケジュール管理のできないやつと思われた方がマシ”と答えた」

というものです。
僕はK DUB SHINEはまったく聞いたことがないし、
これからもあまり聴く機会もなさそうなのですが、
(K DUB SHINE、ZEEBRA、RHYMESTERとかの区別がつかない。)
サルバトール・ダリの、
「私は天才を自覚している」「天才になるには天才のふりをすればいい」
という至言に近いものがあります。

結局のところ、仕事も一つのブランディング。
タグボートの岡さんが
「楽しそうに仕事をしているやつのところに楽しい仕事は来る」
と言っていましたが、
多少なりとも、この仕事、自分の人となりが理解されないと、
やりたいことや得意なことが
なかなかやりにくい環境にあるのは事実です。

まだまだ、付け焼刃で考えれば「俺十則」もありそうなのですが、
文才のなさを露呈し続けるのが、
ちょっとしたマゾヒズムでは解消し続けられなくなってきましたので、
この辺で。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

というわけで、乱文をここまで読み進めていただいた方、
本当にありがとうございました。

お仕事とうとうの発注ありましたら、
(あるいは、この文章削除せよ!!!とか)
下記アドレスにご連絡ください。

shumpei.murata@dkj.dentsu.co.jp

次のコラムは
女性ギャガーの中塚未央さん。
去年僕が一番好きだったワンダーコアを企画された方。
博報堂陣営に大きくサイドチェンジです。

それでは!また逢う日まで。
バイチャ!

村田俊平

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