リレーコラムについて

ムスコのこと

新志康介

ウチには2歳の息子がいます。
子どもが産まれる前から、まわりに幼児の言動は奇跡を起こすと聞いていました。
その言葉に偽りはありませんでした。

たとえば、言い間違い。
息子のなかでは、
「ハミガキ」は、「ハマカジ」
「モモ」は、「モモモ」
「ハナクソ」は、「ハクナソ」
「テレビ」は、「テベリ」
「とうきょう」は、「きょうとう」などなど。

トトロのなかで、メイが「トウモロコシ」を「トウモコロシ」という
愛らしいシーンがあるのですが、そんなことが日常茶飯事なわけです。

こんなこともありました。
妻が、証明写真を撮ったときに、息子にそれを見せながら
「これ、だ~れだ?」と聞いていました。
それを見た息子は、突然手を叩き、ゲラゲラと大爆笑し、
「オーマイガーッシュ!おっさんだー!」と言ったのです。

飲んでいたお茶を吹き出し、唖然とする妻。
ピュアすぎる息子をみて、
「無邪気は暴力。」という仲畑さんの名コピーの奥深さを
噛み締めることができました。

息子は保育園に通っているのですが、
家を出る前に必ずみるテレビ番組があります。
Eテレ「えいごであそぼ」

この番組のエリックが歌って踊るコーナーを見てからでないと
保育園に行ってくれません。
エリックの歌の中でも、特に彼が大好きな歌があります。

♪Airplane airplane, I wanna ride on an airplane~♪

おフロやお出かけでもよく口ずさんでいる彼のヒットソング。

それはオムツを替えようとしたときに起きました。
汚れたオムツを脱がし、新しいオムツを履かせようとした、そのとき。

彼は自らのち○こを左手でひっぱり、それを右手でかき鳴らし始めたのです。
そして、

♪ち~○こ ち~○こ、あいうぉな らいどな ち○こ~♪

目をまんまるに見開き、アゴが外れたかような妻の顔。
涙を流して大爆笑の私。

次世代のミュージシャン、いや、アーティストが生まれた瞬間でした。
もちろん、私はち○こをギターにするというようなことは教えていませんし、
そんな替え歌を歌ったこともありません。

2歳にしてこの応用力と自分の局部を楽器にかえる多角的なものの見方。
末恐ろしい。
そう思いました。

「子どもは、ナニジンにでもなれる。」前野岳允さんのコピーですが、
どんなニンゲンになるのか、楽しみです。

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