リレーコラムについて

本当の言葉

清松俊也

ライオンと象の尻尾の毛を粉末にすると惚れ薬ができる。
そんなアフリカに伝わるジンクスを信じて、
ポケットの中にいつもライオンと象の尻尾の毛を持ち歩いています。

嘘です。

さっきからずっとMacBook Airと睨めっこが続いていたので、
肩の力を抜いて冒頭に適当な文章を書いて自分を勢いづけてみました。
いきなり訳の分からない話で、ごめんなさい。

はじめまして。今年(2014年)
「野菜は、命を差し出している」というコピーで新人賞をいただきました
キャッチャーゴロの清松俊也と申します。
フリーランスでコピーライターをやっています。

久保さん、お疲れさまです。バトンしかと受け取りましたよ。
男気溢れる素敵なご紹介文をありがとうございます。
どんな惚れ薬も必要としないほどの男気、ぜひ見習いたいです。

さてさて。

冒頭の文章のように、
嘘というか妄想というか非現実的というかファンタジーというか法螺話というか、
フィクションっぽい文章を、僕はときどき書きたくなることがあります。

なぜなのでしょうか。

それは「コピーを書くということは、心の中にある本当の言葉を探す行為」だから
…かもしれません(これはあくまでも持論ですが)。

ちなみに「 」の中の言葉は、僕が考えたものではなく、
仲畑貴志さんがテレビ番組でおっしゃっていたお言葉(うろ覚え)です。
その言葉を書き留めたメモ用紙を仕事机の前に貼って、
心の奥歯でぎゅっと噛み締めながら、僕は日々コピーを書いています(これは本当です)。

つまり。

僕はコピーを書くとき、一日中“本当の言葉”を探し続けているのです。
クライアントの本当の言葉、商品の本当の言葉、ユーザーの本当の言葉…
というわけで、いつも僕の頭の中は“本当の言葉”で溢れ返っている。
だからこそ、その反動でときどき非現実的な話を書きたくなるのかもしれません。

ただ(コピーライター以外の皆さんに)一つ言っておきたいのは、
コピーライターは嘘をでっちあげる人じゃなく、
心の中にある“本当の言葉”を探している人間だということ。

「コピーライターの言葉なんて信じないんだから」
なんて台詞を好きな女の子から投げつけられて、男一世一代の愛の告白を無かったことにされ…

……あれ?  何の話でしたっけ?

そんなこんなで 僕のコラム(?)には皆さんのお役に立つ情報はいっさい出てきません。
ごめんなさい。

今週一週間、どうぞ宜しくお願いいたします。

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