リレーコラムについて

プロフェッショナルなはなし

岡田文章

ライトマンは、なんてカッコイイんだろう。

初めてCMの撮影現場に立ち会ったとき、
スタッフさんの「プロの仕事」に満ち溢れたその空間に
大興奮!だったわけですが、
とりわけライトマンの仕事に感銘を受けました。

スタジオの中が、外になる。
夜が、昼になる。
曇天が、晴天になる。

光は神の領域だと、なんとなく感じているのでしょう、
なにか悪いことをしているような、不思議なドキドキ感が
そこにありました。
だからこそ、そんな神の領域に踏み込む、
悪事に手を染める(笑)ライトマンのかっこ良さたるや!
しびれました。

そして最近の「あらためてグッときているプロのお仕事シリーズ(笑)」。
コリオグラファー。振付師です。

先日、ダンスものを、企画しておりました。
そんな時は、頭のなかにダンサーが現れ、僕のオーダーに答えようと
一生懸命、踊ってくれます。
が、所詮、彼らは、彼女らは、僕の化身であり、
披露してくれる精一杯のダンスは、なんかいずれも見たことあるような動きで、
普段僕がやりそうな動きで。
本当にこの企画がはねるのか、判断に困ります。
大丈夫、あの先生にお願いすれば、必ずや、
この企画をいい方向に運んでくれる。
そう信じて、突き進んでいくわけです。

で。

実際に、目の前で「こういうことですかね」と
披露してくださった、先生の動き、ダンスが、もう!もう!
いままでマイ脳内ダンサーズと抱えていたもやもやを
えいやーっと一気に投げ飛ばしてくださるわけです。

そして、先生が帰った後、脳内でもダンスレッスンが始まるわけですが、
さっきまで、スランプに陥っていたマイダンサーたちが、
イキイキと踊りだすんです、なんだったらちょっと笑いながら!

あらためて、コリオさんの凄さに、触れました。

カメラマン、ライトマン、VEさん、美術さん、録音技師さん、ヘアメイクさん、スタイリストさん、…。
プロフェッショナルの仕事って、本当にすごい。
どの業界でも、プロの仕事の格好良さはあると思うんですが、
僕はこの業界のプロの仕事が大好きで、いつまでも憧れの対象で。

なもんで、僕はこのお仕事につけたことを本当に、有難いことだと、
心から思っているんです。

…えーと。

まじめか!

NO
年月日
名前
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