リレーコラムについて

超!ゲッハーコラムその8

川口修

おはようございます。チョコボール川口です。

今日は、2009年に新人賞をいただいてから、
今もずっと制作させてもらっている
ムネ製薬さんの浣腸コピーについて書きたいと思います。

おかげさまで、この「コトブキ浣腸ひとおし」という
商品と出会ってから、TCCをはじめFCC、CCN、
OCCとコピーの賞を色々といただくことができました。

だから本当に、浣腸には感謝をしていて。

たぶん、僕が死んだら棺桶に浣腸をギッシリと
入れられてしまうのではないかと思います。

そして、冷たくなった僕の頭を見て、
「どっちが坊さんか、わかれへん…」とか
言われて、大笑いされるに違いありません。

戻りまして、浣腸のコピー。
考え始めると100本以上は書くのですが、
浣腸ってウンチが出る!という単純な機能の
商品だったりするので、切り口探しが本当に
大変なのです。

すでに似たキャッチを2年前に自分で書いてたとか。
この切り口は、もう掘りつくした…とか。

なかなか、書いていて煮詰まることもあるのですが
このお仕事にはいい点があって、けっこう考える時間が
あるんですね。

だから、書いては離れて、離れては書くって、やり方ができる。

あとは、ウンチが出る!という商品機能を、どれぐらい離れた
角度からエンタメしつつ表現するか、というところも重視していて、
その距離感の遠さやアホらしさや強引さを楽しみながら書いています。

最新の浣腸コピーが、最高の浣腸コピーでありたい。

って、何を言い始めたんや僕は…。

と思いながらも、割とマジメにそう考えています。

あと、ムネ製薬の社長がすごくいい方で、
先日も自宅に新米を送ってくださいました。

コピーについても、とても信じてくださっていて、
ムネ製薬さんのやりたいことと、僕のやりたいことの
両方をバランスよく叶えていける信頼関係が、とても
うれしく、ありがたいと思います。

思いついたコピーをカタチにする上でも、
クライアントさんとの人間関係って、ほんとに大切だと思います。

いくらいいコピーを書いても、クライアントさんのOK(勇気)が
ないと、世には出せないですから。

制作者とクライアント、この2つが勇気を出したら、
すごくいい広告ってできるんだと思います。

そのためにも、コピーって書くだけじゃなく、
通すための信頼関係がとても大事だと思います。

あら、今日もなかなかマジメ!!

ウンチ、プリプリ!また明日!

NO
年月日
名前
5691 2024.04.20 長谷川輝波 #マイナス5キロジーンズ@韓国の街中
5690 2024.04.17 長谷川輝波 言葉オブザイヤー@新宿ゴールデン街
5689 2024.04.12 三島邦彦
5688 2024.04.11 三島邦彦 最近買った古い本
5687 2024.04.10 三島邦彦 「糸井重里と仲畑貴志のコピー展」のこと
  • 年  月から   年  月まで