はじめまして
紫尾陽子
ご存知ない方が大半かと思いますので、改めまして。
福岡の広告会社でコピー&CDやってます、
紫尾陽子と申します。一週間よろしくお願いします。
読み方は、しびようこです。
文字面が紫陽花と似てるのは、母が好きな花だからです。
よく自己紹介で、なんて読むんですか?と聞かれますが、
それはもう慣れたもので。
まるで地方観光ガイド録音テープのように
「父が鹿児島生まれで、私は福岡出身なのですが、
元々は地名で、山や神社、温泉に小学校まであるんですよ。」
と口からするする言葉が出ます。
(プレゼンでもこんなに流暢に話せればいいのに!)
せっかく珍しいので、今日は苗字にまつわるお話でも。
さて、祖父は大正2年生まれの人で、
わたしが中2の冬に他界しました。
怒ると大声で怒鳴る、厳しくて、そして、優しい人でした。
彼は、さつま芋の研究に勤しんでいたようですが、
晩年のテーマは「紫尾」という苗字の由来でした。
数年前、祖父の部屋だった2階の書庫で
本をパラパラめくっていますと
赤線が引かれた文章を見つけました。
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その1
僧侶が夢のお告げを得て山に登った際に、
山頂から麓へ向かって紫の雲がたなびく様子を見て
名付けたことから紫尾山となった。
その2
秦の使者が皇帝に命ぜられ不死の薬を探すために
ここを訪れた際、紫の紐(緒)を献じたことから、
紫尾山名付けられた。
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うーん、いずれにせよ山からもらったようです、ウチのなまえ。
なんだか急に山に対して、親近感が湧いてきました。
おじいちゃんと、話してみたかったな。
日本の苗字は土地と関係があって、おもしろいですね。
いつかもしお会いすることができたら、
皆さまの由来、ぜひぜひ教えてください。
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