リレーコラムについて

コピーライターと子育てその1

渡部秀人

こんにちは。相変わらず、電通第1CD局渡部です。
もう、お察しがついてると思いますが、「コピーライター
とフリマ」は突然打ち切りになりました。この場をお借りして
釈明いたします。昨日「どう見てもサイズのあわない服を次々
売りさばく」と書いたため、この関陽さん(仮名)がいかにも
あこぎな商売をしてるような印象を持たれたかもしれませんが、
とんでもありません。売った方も買った方も共に幸せそうで
あったことを、あらためて付け加えておきます。
あまり他人のことばかり書くと叱られるので、もうやめます。
今日をもちまして「コピーライターと子育て」のコーナーに
生まれ変わります。

私、5才の男の子の父親です。
先日、子供の言葉遣いが悪くなっているという問題について
幼稚園の「母の会」で話し合う時間があったそうです。
まあ何というか、高校生あたりが使ってる言葉遣いが低年齢化
して、幼稚園児まで広がっているわけなのです。
確かに、まともにしゃべれるようになってまだ1年ほどの
4,5才の子供が「超ムカツク」とか「このザコ」なんて言って
いるのを聞くと、あんまりいい感じがするもんではありません。
でも、それがどうしていけないのか、納得のできる説明をしよう
とすると、これがもう大変です。

正しい日本語じゃないから、と言えばよいのかもしれません。
でも、正しい日本語って何か、5才の子に理解させるのは至難の
業です。第一、親にしたって自分たちが正しい日本語をしゃべ
ってるか、というと、とても自信などありません。

以前から、この業界は日本語を乱す元凶のように言われ続け、
権威あるひとたちからは広告による悪影響を糾弾されてきて、
私自身も自称元国語教師という方から抗議文をいただいたり
したこともあるのですが、どうやら最近では逆になってるよう
です。メディアの言葉に影響されるどころか、巷の言葉の進化
(退化)のスピードのほうがよっぽど早くて、メディアが後追い
してるような感じすらします。たまに、若者に迎合したような
言葉遣いのコピーを見ると、ちよっとせつない気持ちになる
のは、単に私がついていけなくなっただけじゃなくて、そんな
送り手側の言葉の地位低下を実感させられるからなのかもしれ
ません。

で、「母の会」の幹事をやってる妻と夜通し話し合ったのですが、
結局これといった結論にはたどりつけませんでした。正直、
幼稚園の先生も悩んでいるようです。日々、言葉の最前線で奮闘
されているコピーライターの皆さんは、どうお感じになられる
でしょうか。貴重なご意見を賜ることができましたら幸いに
存じます。5551-4662(FAXは5551-2236)電通1CD局渡部まで。

追記:そんなことで考えこんでいたら、息子が今度は「自分の
名前を変える!もう飽きた。」と言い出し、制服や持ち物の名前
を書き直し始める始末。親をはじめ、先生や友達まで困惑の渦に
巻き込んでいます。ホント、子供ってヤツは、次から次へやって
くれるよなあ。いつも無理難題ばかりふっかけてくる、あの
クライアントのほうがずっと素直に思えてくるぜっ!

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