リレーコラムについて

世界はそれを、当然と呼ぶんだぜ。

平石洋介

その後、数ヶ月におよぶ再プレゼン、修正プレゼンが続いた。
結果は、なかなか出ない。

僕は別件でブラジル、アルゼンチン、デンマークに出張するも、
常に東京、NYとやり取りを続ける日々。
時差が何が何だかわからなくなった。

すっかり季節も変わったある日、一本の電話。
「TOKYOチームの案に決まった。」

その時は、勝った嬉しさと、
とりあえず作業が終わる嬉しさで、嬉しさ倍増のお得感だった。

映画の1シーンのように始まったこの仕事は、
クサい映画のラストシーンのように、感動の結末を迎えたのでした。

TOKYOチームのメンバーは、
その後もそれぞれに活躍している。

日本語と英語ペラペラのドイツ人AD、
@Thomas0831は、このプレゼン勝利の実績をひっさげて
あのワイデン&ケネディ社にヘッドハンティングされた。

フランス語と英語ができる大和撫子、
OtsukiYuriは、関西電通にヘッドハンティングされた。

TOEICほぼ満点の日本人、@YuichiKitadaは、
電通若手のエースとして多忙、体脂肪が5倍増した。

そして英検3級の僕。
その後日本に戻って来て、このグローバルな経験を活かし
100%日本語の仕事に邁進している。

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