リレーコラムについて

アイデアを通すためのアイデア (2)「実感」篇

國武秀典

広告表現は芸術作品ではございません。
自己表現の場でもございません。
企業様の販促活動の一環でございます。
私たちクリエーターが広告を制作させていただく上で
避けては通れないハードルが幾つかあります。
大きく3つ。社内CRスタッフ、社内営業スタッフ、そしてクライアント様です。
大企業様ともなるとミルフィーユの断面のようなヒエラルキーが存在し
稟議ペーパーに所狭しとハンコを押していかれます。
クリエーター泣かせの先導様が多いのでございます。

日常のクリエーティブ作業で痛感すること。
クリエーティブ作業負荷イメージ=

アイデアを産むパワー40% < アイデアを通すパワー60% 四分六くらい(1.5倍くらい)の負荷でアイデア通すパワーのほうに力を注いでいるのが 現実ではないでしょうか。 著名クリエーターやブティック、先生と呼ばれる方たちは別ですが、 殆どの広告クリエーターはあの手この手を使って説得していかねばなりません。 本来の「アイデアを産むパワー」のほうに時間と労力を費やしたいところです。 アイデアを産むことはとても苦しい行為。 でもそれ以上に苦しんで産んだ愛しいアイデアちゃんが世の中に出ないことは 最もつらく悲しいこと。 面白い価値ある広告を世の中に出すためには アイデアを通すためのアイデアを考えることが大切! そこで私が考えた秘策をご紹介したいと思います。 明日は アイデアを通すためのアイデア (3)「実験」篇について書きます。

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