リレーコラムについて

サラリーマン

佐藤夏生

二日目の今日は、サラリーマンについて。

昨日、就職活動中の学生に会った。
「博報堂に入りたいっす」からはじまり、一通り話を聞いた後、
で、「なんでサラリーマンなの?」と質問してみた。
自分にはこれといって秀でたものがないから、消去法、
というかやむなく、サラリーマンを目指しているとの本音。

薄々は気づいていたが、大げさに言えば、
今の若い人にとって、サラリーマンは、格好良いものではなく、
負け組の選択肢なのだ。(繰り返すが、大げさに言えばね)

サラリーマンが格好いいか、格好悪いかは、
はっきりいって個体の問題だと思うので、ここではあえて
触れるのはやめておく。
問題は、サラリーマンが格好わるく見えている、ということ。
これは悲しい。

なぜ格好悪いか、僕が思うに、サラリーマンはニュースに
ならないからではないかと。
新聞や雑誌、TV等、メディアが取り上げるのは、変化や進化。
要は「落差」が、気づきを与えたり、話題になったりする。
そういう意味では、
「同じことを繰り替えす」「続ける」「信じる」「辛抱する」
といったことは、ニュースバリューが薄いのだ。

でも、本当は、すごく大事なことで、格好いいことなのに!
というか、今の時代に必要なのは、むしろ、そうした思考や
行動なのではないか。

「サラリーマンは格好いい」
世の中が、それに気づいていない。

書き殴り御免!
では、また明日!

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