リレーコラムについて

やめるまでにしたい10のこと

渡辺潤平

会社を変わるのは、思ったよりも大変な作業でした。
膨大な書類手続きはもちろん、挨拶だとか、仕事の後任探しだとか。
だけど、それ意外にも実はいろいろと
やっておいたほうがいいことがあるんです…!

今日は、僕の実体験に基づく、ちょっぴりタメになるお話です。
題して、『退社を考えている方へ!やめるまでにしたい10のこと』。

「1.クレジットカードを作る」
新しくできる会社に移る方やフリーになる方は要チェックです。
基本的に、3年ぐらい決算を済ませた会社じゃないと、審査って
通らないらしいんです。自分が載ったブレーンとかを持っていって
活躍をアピールしても、まったく意味がありません。

「2.マンションを買う」
カードが作れないんですから、住宅ローンなんてそれこそインポッシブル。
審査はまず降りません。大きな決断は一度で済ませてしまった方が
ラクチンです。辞める前に、思い切って買っちゃうのも手だと思います。
ちなみにクルマのローンも同じです。

「3.ケータイのメモリを移しておく」
ほとんどの方は、会社からケータイを支給されていますよね。これ、絶対返却です。
仕事相手の連絡先は、ほぼ会社のケータイに入っているはず。
後からだと非常にメンドーなので、ヒマな時間があったら
プライベートのケータイにデータを移しておきましょう。
ちなみに僕はまだ返却してません…。

「4.航空券をとる」
辞めるって言ってるのに、ギリギリまで仕事を頼んでくる人がいます。
「ゴメン、来週までやって!」「ワリィ、この仕事だけ手伝って!」
「お願い、来月まで!」「やっぱ定年まで残って!」 普段、断り下手な僕は、
この手で乗り切りました。「すみません…僕、来週からパリなんです」

「5.数ヶ月分の文房具を確保する」
今まで管理部に行けば豊富に揃っていた
ペン、原稿用紙、修正ペン、ホッチキスなどなど。
辞めた後しばらくは、自分で用意しなきゃいけません。
とくに「このペンじゃなきゃいいコピー書けない」派の方。
大きな袋を用意して、ゴッソリと頂戴していくことをオススメします。

「6.作品のデータを引き上げておく」
ここがTCCという場でもあるので皆さんお分かりかと思いますが、
出品用の作品とか、データとか、辞めてしまった後は簡単に手に入りません。
デザイナーの嫌がる顔などまったく気にせず、
季節外れの作品回収に奔走しておきましょう。

「7.実家に帰る」
退社直前、あなたに対する親の不安と不満はピークに達しています。
メールや電話だけじゃなく、実際に面と向かって退社の経緯を説明する
その誠実さが、頑になっていたお父様お母様の心をときほぐすことでしょう。

「8.苦手な上司と飲む」
なるべく避けて通っていた人にあえてぶつかっていくのも、
辞めるときの醍醐味です。飲んでみたら意外といい人だったりして。
んで、ずっと縁が続いたりして。なんてこと、僕にはありませんでしたが…。

「9.送別会をやって欲しそうな雰囲気を醸し出す」
自分から切り出すのは無粋とは知りつつも、自分の送別会があるのかどうかは
非常に気になります。聞かれてもいないのに、空いてる日を言って回るなどして、
退社をドラマチックなイベントへと巧みにプロデュースしましょう。
ちなみに僕は、最高に素敵な送別会をひらいていただきました!

「10. ご挨拶メールの宛先を何回も確認する」
退社して数ヶ月たった今も、突然思い出したりするんです。
「しまった!あの人に退社のメール送りそびれた!!」
退社のメールを送る際は、宛先をしつこいぐらいに確認しましょう。
とくに転勤された方は、忘れがちだったりします。

立つ鳥あとを濁さず。とも言います。
僕は多少、濁してしまいました。
前の会社の人といい関係がつづくことって大事だなぁと
痛感することが多い今日この頃です。

「転職しよっかなぁ…」と思ったときは、
このコラムを思い出してみてください。

NO
年月日
名前
5775 2024.10.10 飯田麻友 令和の写経
5774 2024.10.09 飯田麻友 最後の晩餐
5773 2024.10.08 飯田麻友 「簡単じゃないから、宿題にさせて」
5772 2024.10.04 高崎卓馬 名前のない感情
5771 2024.10.03 高崎卓馬 母のひとりごと
  • 年  月から   年  月まで