リレーコラムについて

のっぴきならない

原科健介

どういうわけか、昨日のコラムの送信がうまくいかず、自分の名前が「ら」として
登録されてしまい、「ら」行に入ってしまいました。うむ。困った。管理人の方(いるのでしょうか?)
いらっしゃったらお手数をかけて申し訳ないのですが、私の名前の方に戻しておいて
いただけますでしょうか?って、そんなことできるのかな。とりあえず今日の分を書きます。

なんでそんなことが書いてあったのか、まったくもって謎なんだけど、でも確かに
自分の筆跡で、会社の仕事用メモに

人生のっぴきならないこともある

と書いてあってちょっと考え込んでしまいました。いったい、なんのコピーでこんなことを
書いたんだ?しかもけっこう前に書いている。商品が判らないので、どういう意図で書いたのか
今となってはさっぱり、なんだけど。

ぼくは「のっぴきならない状況」って好きです。
ソニック・ユースの「GOO」というアルバム・ジャケットに、

「ワタシは親と姉を殺して、姉のボーイフレンドと旅に出た」

というめちゃくちゃな、でもどこかクールな文章がついているんだけど、なんとなくそういうイメージ。
のっぴきならないことだけで突き進んでいく感じ。本当は、きっと、誰の人生にも「親を殺して
逃亡しているような」部分があるんじゃないかと思います。象徴的に。あるいはぼくはこう書くべき
だったのかもしれません。

人生は、いつも、のっぴきならない。

今日でぼくのコラムは終わりです。コラムって、なんだ!?と途中でのっぴきならない疑問も
あったのですが(いったい、エッセイとどう違うんだ?)、まいっか、とにかく余白を埋めるんだ
という感じでだらしなく書いてまいりました。実はすべてのコラムに音楽(アーティストなり、単語
なり)を入れる、というルールでやってみました。一週間、駄文にお付き合い(してくださった方がいたらば)
ありがとうございます。来週は、ぼくの隣に座ってるラーメン大好きじゃなくってカレー大好き
コイケさんにお願いしようと思います。お楽しみに!

NO
年月日
名前
5692 2024.04.21 長谷川輝波 言葉オブザイヤー@ヘラルボニー
5691 2024.04.20 長谷川輝波 言葉オブザイヤー@韓国の街中
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