リレーコラムについて

のっぴきならない

原科健介

どういうわけか、昨日のコラムの送信がうまくいかず、自分の名前が「ら」として
登録されてしまい、「ら」行に入ってしまいました。うむ。困った。管理人の方(いるのでしょうか?)
いらっしゃったらお手数をかけて申し訳ないのですが、私の名前の方に戻しておいて
いただけますでしょうか?って、そんなことできるのかな。とりあえず今日の分を書きます。

なんでそんなことが書いてあったのか、まったくもって謎なんだけど、でも確かに
自分の筆跡で、会社の仕事用メモに

人生のっぴきならないこともある

と書いてあってちょっと考え込んでしまいました。いったい、なんのコピーでこんなことを
書いたんだ?しかもけっこう前に書いている。商品が判らないので、どういう意図で書いたのか
今となってはさっぱり、なんだけど。

ぼくは「のっぴきならない状況」って好きです。
ソニック・ユースの「GOO」というアルバム・ジャケットに、

「ワタシは親と姉を殺して、姉のボーイフレンドと旅に出た」

というめちゃくちゃな、でもどこかクールな文章がついているんだけど、なんとなくそういうイメージ。
のっぴきならないことだけで突き進んでいく感じ。本当は、きっと、誰の人生にも「親を殺して
逃亡しているような」部分があるんじゃないかと思います。象徴的に。あるいはぼくはこう書くべき
だったのかもしれません。

人生は、いつも、のっぴきならない。

今日でぼくのコラムは終わりです。コラムって、なんだ!?と途中でのっぴきならない疑問も
あったのですが(いったい、エッセイとどう違うんだ?)、まいっか、とにかく余白を埋めるんだ
という感じでだらしなく書いてまいりました。実はすべてのコラムに音楽(アーティストなり、単語
なり)を入れる、というルールでやってみました。一週間、駄文にお付き合い(してくださった方がいたらば)
ありがとうございます。来週は、ぼくの隣に座ってるラーメン大好きじゃなくってカレー大好き
コイケさんにお願いしようと思います。お楽しみに!

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