川の話(ガビガビ隊篇)

(つづきで、隊のはなしです。)

僕はガビガビ隊というカヌーの隊のいちおう、隊員です。
隊といっても、なにか規則があるわけでも、
積極的に組織的な活動をしているわけでもありません。

川とか山で遊ぶのがとても好きな人たちが、
適当に知り合って、一人でいくのが基本だけど、いっしょに遊ぶのも
ありという感じで自然発生したもので、まあ、便宜的に隊とよんでいる
ものです。

Kガビパン隊長のもと、Mタケジロ隊員　Kコイサン隊員　Sスパイ隊員　
Nナカケン隊員　Oヒンニョウ隊員　Mリチャード隊員　Iデンタル隊員　
S山暮らし隊員、というのが主な構成メンバーで、そこに、めったにカヌーに
いかない=姿を見せるのがまれ、ということで「イリオモテヤマネコ隊員!」などと
よばれる僕がおまけみたいな感じで入っています。

仕事もばらばらなので、河原で集まっても、仕事の話にはなりません。
何をして暮らしているのか、さっぱりわからない人もいます。
オトナが集まって飲んでも
仕事の話がほとんどでないというのもなかなかいいです。

あまりストイックなカヌー乗りはいないので、みんな
フネに乗るのが面倒になると、PFD(ライフジャケット)に水中メガネをつけて、
川に飛び込んで泳いだり、浮いたまま、プカーと流されたりしてみます。

川面に体だけで浮んで上を見ていると、鳥が、ゆっくりと飛んでいきます。
なんだか、自分がコドモのときより、
コドモらしいことしてるかも、と、笑ってしまったりします。