リレーコラムについて

消えゆく視力と、AIと、

内藤零

かなり眼が悪い。

左右とも悪いのだが、特に左眼は、眼鏡屋にある視力測定器で測ったところ

「測定不能」という結果が出て店員を困惑させてしまうほど!笑

 

にも関わらず、僕がかけている眼鏡の左のレンズにはちゃんと「度」が入っている。

理屈で考えると度の入ってない単なるガラスでいいのでは?とも

思うのですが、何故だかいまだに度が入っています。理由は忘れました。

 

黒澤明監督が時代劇の撮影で、決して開かれることがない

タンスの中にも着物を入れていた有名なエピソードを彷彿とさせます。

まったく、話のスケール感が違いますが。

 

ちなみに、僕の眼は「急性緑内障」という病気です。

暗い話に進みそうですが、ご安心を。ここまでは前置きで、ここからが本題です。

 

さて、またAIの話になります。

 

病気柄、いろいろと調べたのですが。

AIの技術などを駆使して、失われた視覚を補ってくれる

補助機器やアプリの技術は今や、とんでもない飛躍を遂げています。

 

AIが映像をリアルタイムに解析して、それを擬似的な視覚として、

人間が認識できる電気信号として再生する。そんな技術などです。

 

通勤途中、このビジュアルとこのコピー、合ってないよなー!

なんて毒づきながら「脳でポスターを見つめる僕」も、そう遠くはない。

 

TCC年鑑には掲載されてないのですが、僕がすごく好きなコピーがあります。

 

「人生は、いつもちょっとだけ間にあわない。」

 

是枝裕和監督の映画「歩いても 歩いても」に使用されたキャッチコピーです。

身につまされるというか、人間の悲しさや儚さを、

繊細かつ端的に表現しているキャッチコピーだなぁと感じます。

 

ただ、僕の人生について語るのなら、

「人生、いつもちょっとだけ間にあってきた」というのが率直なところです。

 

高校の時に乗ってた自転車が雨でスリップしてバスに轢かれかけた時も、

普通のビデオ屋だと思ってバイトしたらヤ◯ザの経営(違法風俗?)だった時も、

50社以上のコピーライター試験に落ちて、サン・アドに拾ってもらった時も

去年に脳バイパス手術をして失語症のような症状で声が出なくなった時も、

 

結果としては、ほら、何とか助かって(間にあって)ここにいる。

 

なので、今回の「消えゆく視力」の件もおそらくギリギリ、

ちょっとだけ間にあって、無事にいけちゃう気がするのです。

 

些細なことにはいつもネガティブなのに、その一方で、

人生どうにかうまくいくはず!と潜在的にはポジティブ思考の僕がいます。

 

サン・アドの内藤零でした。ではまた、明日か明後日に!

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