リレーコラムについて

人類史上最高の発明とは?

数年前に初めてクルマを買おうか悩んでいたときに、
同期からLINEが届いた。

「クルマは人類史上最高の発明だよ!買うべきだって!」

確かにクルマは便利だし、
運転は気分転換にもなるし、
初めてのクルマは大人になった感も味わえる。
でも、人類史上最高か?といわれると、
ちょっと自信がない。

少しスピードオーバーしたらすぐ罰金取られるし、
少し路上に停めておいたらすぐ罰金取られるし、
少しでも一時停止の前で動いていたらすぐ罰金取られるし。。。
なにより、ときどき事故も起こる。
確かにクルマはすごい発明だけど、
悲しむ人もいるのであれば、人類史上最高の栄冠は渡せない。

じゃぁ、人類史上最高の発明ってなんだ?
僕はその日から悩んでいる。

人間が動物相手に勝てるようになった「火」か?
人間に幸福をもたらすきっかけになった「料理」か?
人間の空を飛びたいという夢を叶えた「飛行機」か?
人類史上初めて音を記録に残したエジソンの「蓄音機」か?
ちなみに、同じ質問にアインシュタインは「利子(正確には複利)」と答えたらしい。

いや。
違う。
どれも違う。

人類史上最大の発明は、ぜったいに「文字」だと思う。

それぞれの地域で、いろんな言葉を話していた、初期の人間。
それを誰かが絵にし、やがて記号になり、
何千年もかけてルール化され、やがて文字になったのだろう。
言葉だけではなく、文字を持ったおかげで
人類は情報を伝え、歴史を残し、知識を共有することができたんだから。

 

他人に何かを伝えるのは現代でもとても大事だし、同時にすごく難しい。
でも、
そんな人類最高の発明品をつかって仕事をするコピーライターって、
もしかしたら「人類史上最高の職業」なのかもしれませんね。

そう。
僕が事あるごとに罰金を払わされている
クルマを買うきっかけになった同期の熱い想いも、
しっかりと「文字」に乗って届けられたんですから。

——————————————————————————————

10年ぶりのリレーコラム、
ありがとうございました。

今回は全3話という短い投稿になってしまいましたが、
最終回は、
なんかコピーライター人気がちょっと下火になっている気がする
今日このごろですので、
コピーライターっていいかも!と、
一人でも目指す人が増えたらいいなと思って書きました。

「人類史上最高の発明」はおそらく人によって違うので、
みなさんも暇なときに考えてみてください。

ちなみに、話の内容は実話です。
クルマも同期のおかげでしっかり買って、
いまだにちょくちょく罰金を払い続けております。(正確には反則金ですね。)

ではでは、次回のコピーライターのお知らせです。

10年前にも僕がバトンを渡した、富田克人さんにお願いしようと思います。
最近は働く場所も違い、連絡もとっていませんでしたが、
このコラムがきっかけで連絡も取れたので、リレーコラムも悪くないなと思えました。

とみーも、久しぶりのコラムだと思うので
何を書いてイイのか迷わないように、お題出しときますね。

一回目のお題は、「富田克人のマル秘プライベート」でお願いします。

さぁ、謎に包まれた富田くんのプライベートが、いま、露わに!

 

ありがとうございました。

ではでは。

 

アボット

NO
年月日
名前
5692 2024.04.21 長谷川輝波 言葉オブザイヤー@ヘラルボニー
5691 2024.04.20 長谷川輝波 言葉オブザイヤー@韓国の街中
5690 2024.04.17 長谷川輝波 言葉オブザイヤー@新宿ゴールデン街
5689 2024.04.12 三島邦彦
5688 2024.04.11 三島邦彦 最近買った古い本
  • 年  月から   年  月まで