リレーコラムについて

みなさんにはガンボスがいますか?

春田凪彩

こんにちは!2日目の春田です。
よろしくお願いします!!

 

今日と明日は、ろくでもない初恋の相手について
書いてみようとおもいます。

あ。画面をとじないでください。

 

14歳の時、クラスでいちばん面白い男子を好きになりました。
全然かっこ良くはなくて、性格も悪かったのですが、
その時の私は「面白い=好き」だと勘違いしていたのです。

球技大会の日に告白したら、帰りの電車でフラれました。

彼「ごめん…。
俺、いまは部活とか、頑張りたいねん…。」

私「うん、そやんな。ごめん。応援してるから。」

 

真剣な顔で、別れを告げる中学生。

 

青春の1ページみたいですが
自称進学校だったので部活は週2しかありませんでした。

まじでただの遊びみたいな部活でした。

兄弟校にコールド負けして、へらへらしているような野球部でした。

 

「あいつ甲子園球児みたいなテンションで言ってたな」

後から気づいた時、一回イラっとしました。

けど、半年後

 

彼は、肩を壊していました。

週2の部活で肩を壊すことあるんだ、と思いました。

 

数年たって、なんで帰りの電車で振ったのかと聞くと、
「お前の隣にいたクラスの可愛い子にかっこいい所を見せたかったから」
と言いました。

 

私の告白を出汁に、そいつはモテようとしていたです。
本当に嫌なやつでした。

 

だけど、高校を卒業するまで、
私は定期的に告白をし続けました。計7回の告白です。

高校2年生の時、初めて付き合いました。

 

何度目かのデートの時、
「めっちゃええところあるねん」と彼は難波駅の高島屋のエスカレーターをどこまでも、どこまでも登り続けました。

 

そうして連れて来られたのは、
高島屋最上階、吉兆などが並ぶ高級レストランフロアです。

 

もちろん、高校2年生男子に、吉兆に行くお金はありません。
そこには、大人向けにバルコニーがあり、ベンチがありました

彼はそこに座り、こっちを向いて、

「ええとこやろ」

と得意げな顔で見つめてきました。

 

あの顔は今でも忘れられません。
長らく好きだったはずなのに、すぐに別れました。

 

おかげで恋愛感情は消え、
彼も私も東京の大学に進学し、友達としての関係が続いていました。

 

大学生になった彼は、
出会い系サイトで出会った女性にアプローチをかけました。
しかし、彼女は美人局でした。

 

訴えると言われ、
特定を恐れた彼のFacebookのプロフィール写真は、

私の顔写真になっていました。
7年たった今でも、変える気配がありません。

 

その頃には、もう彼に対して何をされても引くことがなく、
「そういうやつ」として一緒に遊んでいました。

私たちの絆はいびつな形で強くはなっていき、
学校の先生や友達からは
「お前ら結局結婚しそうやな」とかよく言われてました。

でも、お互い「こいつだけは絶対にないな」と暗黙の了解でした。

でも、一応お互いが結婚できる性別で、
もう何をしても引かない安心感がある自分達の関係って
一体なんだろう、という話になりました。

恋愛感情はマジでないけど、
付かず離れずの関係。

一度付き合ってるからか、
友達、というのもしっくりこやんよなあ。
家族でもないし。…なんなんやろう。

2人で色々と話し合った時、彼は言いました。

彼「ガンボスちゃう?」

私「何それ?」

彼「俺が今付けた」

私「ええやん」

 

その日から私たちの関係は“ガンボス”になりました。

 

長々とすみません。

人間関係には、なんだか定義がしっくり来ない関係ってありませんか?

 

親友だけど、恋愛みたいな気持ちが混じる時とか。
友達だけど、ちょっと嫌い、とか。
恋人だけど、家族に近いなあ、とかとか。

 

そんな時は、自分なりの名前をつければいいんだなと
ろくでもないガンボスから教えてもらったのです。
もっといい名前あったと思うけど。

 

この辺で終わります。
読んでくださって、ありがとうございました!!

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年月日
名前
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