リレーコラムについて

責任感と、AIと、

内藤零

AIは粘り強い。打たれ強い。心が折れない。絶対に諦めない。

何もそこまでしなくても!と、こちらが心配になってしまうほど

(公序良俗に反すること以外には)従順で献身的です。

 

AIはまさに「責任感の塊」のように見えます。

 

彼らに「コラムを月曜から金曜まで毎日書け!」と命令しても、

「1年365日、ずっとコラムを書け」と命令しても、

当たり前のように従うでしょう。決してサボろうとはしない。

 

ただ、最近になって、AIがそこまでの異常さで、

僕たちの要求に従うのは、逆に「責任感がないから」だと感じます。

責任感がないから、すべての命令に盲目的に従うしかない。

 

一方、人間には責任感があるから、自分の判断で大いにサボる。

 

「こんなコラム、読まされる方が迷惑かも!?」とか、

「徹夜でコラム書いて、寝不足で広告主に迷惑はかけられない!?」とか、

「同僚に誘われちゃったから、コラムは諦めて飲みに行こう!?」とか。

 

それらを自分の責任において、行動に移したり、移さなかったり。

自分の肉体や心の「痛み」や「快楽」をもとに取捨選択をするのです。

 

かくいう僕も、昨日はネタ切れで休もうと思っていたんです。

「なんでタダでコラム書かなあかんねん!」と暴れ出す寸前でした。

 

僕は自分の意思でサボることも、サボらず書くこともできる。

書いたコラムが誰かに褒められるかも?なんて超妄想を描いたりもする。

 

結局、「痛み」や「快楽」がないところに責任感は存在しない。

AIは、どんなアウトプットをしても、それが素晴らしい回答だろうと、

酷いデタラメだろうと、痛みも快楽も感じない。

だから、人間と同じような「責任感」を、AIは持ち得ないと思う。

 

そうこうしているうちに、TCC事務局から事前に伝えられていた、

リレーコラムの「1週間での最大文字数」が迫ってきました。

僕は責任感が強い人間なので、従うしかありません。

 

みなさま、1週間(全5回)のお付き合い、ありがとうございました。

 

――――――――――

 

来週のリレーコラムは、会社の後輩の波間知良子さんが書いてくれます。

 

波間さんは2023年度に「青天の霹靂」の仕事でTCC最高新人賞。

そして、2026年度には「赤玉プレミアムブレンデッドワイン」の

TVCMのコピー「ららら、われらのワイン」で審査委員長賞を受賞しています。

 

サン・アドの内藤零でした。ではまた、10年後か20年後に!

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