リレーコラムについて

人は、頑張ってる人が好き。

「頑張ってる人が好き」
少なくとも、私はそうです。

最近気づいたことのひとつ。
自分が選んで見るものを決めなきゃいけないこの時代、
自分が選んでいるものに偏りがあることに気づきました。

映画は、トム・クルーズ。(今年で還暦!すごい)
アニメは、ピクサーとか、エヴァとか。
テレビは、水曜どうでしょう。
スポーツは、どれも好き。
ドキュメンタリーも好き。
歴史ものも好き。
M-1などの本気のぶつかり合いが好き。

共通することは、
「みんなめちゃくちゃ頑張っている」ということ。

この業界に入って、
自分がある程度、映像のストーリーなどを考えるようになって
「作り手の意図が透けて見えるようになってしまった」
ということも多少あるとは思いますが、
上にあげたコンテンツは、
どれも「純粋な頑張り」に出会うことができます。

その中でも特に好きなのが、
「水曜どうでしょう」

1996年~2002年まで、北海道テレビで放送されていた
一回30分のテレビ番組で、
今や日本の俳優界を代表する大泉洋さんの出世作と言われ、
ローカルテレビ局発信の番組でありながら
各県で再放送を重ね、2007年には47都道府県の全てで放送を達成しました。
※DVD売ってますので、気になる方は是非。  ※僕のイチオシ企画は「対決列島」「夏野菜スペシャル」「30時間TV」「試験に出るどうでしょうシリーズ」「原付き西日本(冒頭の企画発表が秀逸)」「原付きベトナム」「はじめてのアフリカ」  ※数年に1回ぐらいの不定期で、新作も発表されてます。

この番組のすごいところは、
「愚痴」と「本能」と「頑張り」が絶妙なバランスで混じり合っていて、
「とてつもなく人間臭い」ということ。

大泉さんはよく愚痴をこぼすし、
鈴井さんは時々怒るし、
ディレクター陣の本音がすぐ聞こえてくるし、
「そんな番組どこがおもしろいんだ」って思うかもしれませんが、
なんだかんだ全員、アホみたいな企画をとにかく頑張っているんですよ。

愚痴をこぼしながらも、
喧嘩しながらも、
回り道しながらも、ただ諦めない。
これは、台本には決して書けないことだと思います。
出演者が、製作者が、本気で向かい合って、
覚悟を決めたからこそ滲み出てくる「頑張り」を、
僕らに見せてくれる貴重な番組だと思っています。

もうひとつは、M-1。
この前アマプラで過去のものを色々見ていたら、
大会と大会の合間に、挑戦者の密着の回がありました。
こっちは笑いたくて見ようと思っていたので
「こんな感動回、誰が見んねん。」なんて思ってましたが、
まぁ、熱いのなんのって。

ミルクボーイがシンデレラ・ストーリーで優勝したときの密着は、
まぁ誰にも注目されていない内海さんと駒場さんが
もがきながら頑張っている姿と、
報われて涙を流しながらお世話になった人に報告している姿を見て
「あれ、お笑い求めてたのに、なんかええなぁこいつら。。。」
と、大号泣で大満足させてもらいました!

コピーライターが言うのもどうかと思いますが、
「人の心を動かすものは、決して小手先だけでは書けない。」
ということだと思います。

CMの企画で迷ったら、
SNSにあげるコンテンツに迷ったら、
YOUTUBERがネタに迷ったら、
「頑張っている人」をどこかに入れてみてください。

出演者が頑張るコンテンツでもいいし。
なかなか困難な撮影を頑張る、でもいいし。
編集のCGを頑張る、でもいいし。

失敗してもいい!
頑張ってりゃ明日は来る!
さぁ、今日も一日、頑張りましょう!

ではでは。

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