さよならH・i
H・iくん。
思春期以来かれこれ20年以上
君と一緒に生きてきたけど、
もうやって行けない。終わりにしたい。
君といると疲れるんだよ。
自分がどんどん良くない方向に行くんだ。
「こんなに頑張ってんのになぁ」とか
「ずるいでしょアイツだけ」とか
「つまんねー仕事ばかりだよな」とか
「どいつもこいつもわかってないね」とか
君はいつも僕のそばにいて、いろんな言葉で
僕のプライドを守ってくれてたつもりかもしれないけど
けっこう傷ついていたよ、逆に。
君のおかげで馬鹿にできた世の中と引きかえに
僕の居場所が世の中のどこにもなくなる。
それが君の狙いでしょ?
そんなの、とっくにバレてるよ。
H・iくんのせいで自分がどんどん
嫌になるのが嫌なんだ。
君無しで生きていく。大変だろうけど。
ちょっとずつ慣れていくよ。
君が話しかけても、答えない。
君がそばにいても、見ないフリする。
くだらないのは世の中じゃなくて自分だろ。
そこからはじめる。遅すぎるけど。
そこからちょっとずついろんなものを好きになってみる。
ねぇH・iくん。
誰がこれ読んでるかわかんないけど
きっとあの人は読んでるから、君の本名、言っちゃうね。
被害者・意識くん、ごきげんよう。
僕はもう君の助けはいらないよ。