いや、めっちゃわかる
(このあとネタバレになるのでご注意ください)
コント「地底人モグドン」を見ていた時のことです。
小学生のヨウスケ(堂前)と交流を深め、なかよくなります。
一緒に行ってみたいと伝えますが、断られてしまうモグドン…
その理由は、モグドンが会話のすべてにおいて
「いや」と否定からはいるため。
お友達が不快になるとダメだから連れていけない
と、ヨウスケは言うのです。
その人間性(地底人性)ゆえに
拒否されるというブラックユーモア。
さすがロングコートダディ。
複雑な、はじめての感情をかかえながら笑っていました。
って、めっちゃ言うんです。
その後につづく話が別に否定している内容でもないし、
気をつけたほうがいいよ。」
そうなんです。
ぜんぜん相手を否定したいわけじゃないんです。
「いや」は、英語で言うところの
I think〜や、I was like〜であり、
ほとんどの場合、ButやNOではありません。
「いや、わかる!」とか
「いや〜めっちゃおいしい!」とか。
ポジティブな内容の強調としても使います。
相手の話に対して、自分の考えが脳内に複数ある時に、
口に出す話とは別の考えを
頭の中で自己否定しているときにも「いや」と言ったりします。ちなみに、LINEやメールの文章ではほとんど使いません。
いちおう、
気をつけよう、気をつけようと、思ってはいます。
それでも、いつのまにか復活している。
なかなか口ぐせを直すのはむずかしいことです…
この話をアートディレクターの友人にしたところ、
「コピーライターのひと、「いや」って言いがちな気がする。」
という、まさかの返答が!
救われました。
わたしだけじゃなかった。
そっか。
コピーライターだから「いや」って言ってしまうのか。
じゃあ仕方ない。口ぐせが「いや」になる主な原因は、
・無意識のうちに相手と距離をとる。
・自己防衛をしている。
・自信のなさのあらわれ。(でもプライドが高い)
だそうです。
でもそれが、それこそが、
コピーを書くことに役立っているのかもしれません。
・無意識のうちに相手と距離をとる。
→ ものごとを客観的に見ようとしている。
・自己防衛をしている。
→ 炎上しないように気をつけている。
・自信のなさのあらわれ。
→ 向上心につながる。
とは考えられないでしょうか?
難しいですかね…
話している相手が不快になっていたら
本当に申しわけないことです。
やっぱり直したほうがいいかもですね。モグドンは学校へ行けなかったけど、
わたしは会社へ行っているから。
できる限り気をつけますが、
もし水野が「いや」と言っていても、
相手を否定したいわけじゃないことをご理解いただき、
どうかあたたかく見守ってくださると幸いです。
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