リレーコラムについて

山口泰尚

湯治健富

山口は、新卒3年目です。
昨日のコラムで、中尾が十数年ぶりの新卒クリエーティブ配属と書きましたが、
まさかその翌年に再び新卒が配属されるとは思いませんでした。
というのも、山口は京都大学卒業で、
関西の電通クリエーティブ塾に通ってたという経歴。

 

 

そう、エリートです。

 

 

2年連続、僕の将来を脅かす存在がやって来るとは・・・
仕方ない。あまりやりたくありませんが、若い芽を摘むしかありません。
僕は中尾のメンターなので、彼女を潰すわけにはいきませんが、
山口のメンターは北川さん。よし、それなら問題ない(問題ありです)。
これが、僕の生存戦略だ。悪く思うなよ、山口。

しかし、ここで2つ誤算がありました。

 

 

山口は、めちゃくちゃ頭がいい。そして、何よりもいいやつです。

 

 

山口の配属後すぐに、こんな出来事がありました。
クリエーティブでは週報を共有しているのですが、彼の週報を見ると、
おそらく彼のメンターである北川さんの業務をコピペしてたんでしょう。
「湯治くん」という記述がありました。
僕と山口は、16歳ほどの年齢差があります。
体育会系でもないし、周りにはフランクな子もいるので、普段は全然気にしないのですが、
突然やってきたエリートの脅威にさらされていた僕は、
これをどう料理してやろうかと舌舐めずりをする思いです。
そんな僕の企みに気づいた中尾が、即座に山口に指摘して修正させてました。
が、もう遅い。ふふふ、俺はちゃんと見ていたぞ、山口。
そんな気持ちで、山口に「湯治くん」表記の話を振ってみたところ、

「すみません。かっこいい先輩だと、ついジャニーズ流になってしまうんです」と。

 

 

許す!

全力で、許す!

 

 

なんなら、後日ごはんにも連れて行きました。
そんな彼の頭脳とキャラクターに一発でやられてしまい、
今でもたまにごはんに誘ったり、
僕の仕事に入れてくれとオファーしてたりします。

 

仕事に関しては、もうご存知の方もいるかもですが、
九州新幹線が10周年を迎えたときの企画「流れ星新幹線」は
彼が頑張って考えたものです。

 

 

そして、西九州新幹線開通時の企画「かもめ楽団」も、彼が関わった仕事です。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=GtlG84mHxcM

 

こうやってみるとバッターボックスに立つ機会が多く、
それをちゃんとモノにしてるんだなーと思います。さすがエリートです。
ただ、当の本人は、野心家な一面もあるため、
もっと褒められたい!もっと讃えられたい!もっとモテたい!
という鼻息荒い姿勢です。
(もっとモテたい!は捏造ですが、外れてない気もします)

こうやって書きながらふと思いましたが、
山口はスラムダンクに出てくる陵南の福田吉兆みたいですね。
とすると、中尾はわりとマイペースな一面もあるので仙道かな。
まぁ、どうでもいいです。

何にせよ、山口は上に貼ったようなメジャー感のある仕事だけじゃなく、
流通とか自治体とかメーカーとかにあるような
けっこう手間のかかる仕事にも取り組んでいます。
いろんな無理難題にも逃げず、かなり丁寧に対応してくれてるのを見ると、
メジャー志向な一面だけじゃなく、泥臭くもなれるんだなと感心します。
単なるエリートじゃないみたいです。

 

やっぱり、ここら辺で潰しといた方がいいですかね。

 

というわけで、一週間にわたって、
「湯治が勝手に期待する電通九州の若手たち」を
紹介させていただきました。
パワハラと言われるのが怖いので褒めまくるつもりでしたが、
本当にそんなコラムになっていたでしょうか?
この数ヶ月内にTCCの幹事会報告の退会者の名前に、
もしも湯治の名前があったら、どうぞ察してやってください。

 

さて、今年のリレーコラムは、僕が最終走者だったそうです。
こんな九州の人間しかわからないコラムで
今年を締めくくっていいのかわかりませんが、
まぁ、いいですかね。バトンを渡してきた、和久田さんが悪いので。
次のリレーコラムは来年1月10日(火)からで、
東京電通から電通九州に出向してきている吉田洋晃くんにバトンを渡します。
といっても、出向が終わってもう東京に帰っちゃうので、
バトンはそのまま東京に持って帰ってもらいます。
吉田くん、東京に帰っても、よろしくです。

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