リレーコラムについて

い!

渡邊哲也

っ、一回さぼっちゃいました。。。
すいません。
昨晩、くたくたになり地元の駅を降りたところで、、
「哲さーん!」とうらわかき女性の声が。。
「わ。誰?」(少期待)
「でも、地元だしまずいなあ」(少不安)
振り返ってみると、僕が入っているサッカーチーム(中村禎さんとかと一緒にやってます)
の女の子でした。「なんだあ」(少落胆少安心)
「飲んでたの?」ときくと、
「やだー仕事ですよ仕事!ところでTCCリレーコラムさぼったでしょ!」
ギョギョギョ。
そういえば、彼女はコピーライター志望で、この春やっと念願のコピーライターとして
ある代理店にめでたく中途入社したばかりなのだった。
終電に近い深夜でしたが、彼女の顔はなんかキラキラしてとっても充実してそうでした。
きっと、楽しいんだなあ仕事。よかったね美貴ちゃん。
デビューおめでとう。はやくTCCとってコラム書いてね。

デビューといえば、僕が初めて書いたコピーは、
クリエーティブ配属直後に研修で書いたもの。町田くんや青山くんや原くんが一緒でした。
(掲示板に書き込んだの誰あれ?)
講師は、中村卓二さん。お題は、「二世帯住宅のキャッチフレーズ」でした。
僕が書いた5本ほどのコピーの中に「タマはどちらで寝てもよい。」というものがあり、
一等賞をもらいました。(といっても全員で生徒は5人でしたが。)
びっくりしたし、うれしかったなあ。
そのころ、ヒマつぶしに昼間よくいっていたドンキホーテみたいな店で、
佐々木宏さんに会い(何やってたんだろ)
「あ、そういえば、あのおまえのコピーよかったな。」と言ってもらい
「やさしいおじさんだなあ」と思った。(勘違)
(その後、佐々木部に配属になり、全くほめてもらえないキョーフの時代がやってくることは、そのころは知る由もない。)
電通という会社に入ったのはいいが、押し出しが強烈な同期たちに気後れしてなんかなじめず、人に自分の存在感をアピールすることもままならず、
クリエーティブ配属も「まあ、営業にもむいてないし」って言われた感じで自信がなく
青白い顔をしていたそのころの僕。
そーかクリエーティブっていう場所は、考えたり書いたりした自分の分身が勝手にあちこちに出向いていって、色んな人に頭なでてもらってかえって来てくれるんだ!なんてスバラシイ場所だ!とすっかり気が楽になったのでした。
そういえば、最近TCCにも全然ほめてもらってない。
忘れられないほめられ方をする仕事を、がんばってしようと思ってます。春です。

「産声は名コピーでした。」とかかれた卵から恐竜の赤ちゃんが顔をのぞかせた小さな像は、まだ机の上においてあります。 

NO
年月日
名前
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