リレーコラムについて

70点主義

斎藤武一郎

私はいろんな種類の仕事をやっていますが、その全てが70点の人間です。

昔から集中力がなく、勉強しながらテレビをつけ、さらに深夜ラジオも聞くみたいなタイプです。

何事もクオリティが低く、勉強もスポーツも苦手でした。

 

しかし、この年になると70点の奥深さを感じています。

誰もが羨む経営者やクリエイターとあった時に、

「あれっ、この人の企画言うほど凄くないかも?」

「えっ、この人わりと頭悪いかも?」

みたいなことが稀にあります。

 

しかし、彼らをよく分析してみると幅広い領域の70点ホルダーであることに気づきます。

例えばCMのクリエイターなら
「クライアントの事業の理解」「企画への理解」「監督への理解」「制作スタッフやコスト構造への理解」「タレントへの理解」などに幅広い見識があり、それをみごとにバランスさせている。

 

クリエイターという職種は100点を目指す仕事かもしれません。(神は細部に宿ると言いますし)

だからこそ、精神的にきつい。

 

私のような凡人には70点主義という心の逃げ道を用意することをお勧めします。

 

もちろん、私の場合は「すべてが50点以下じゃないの?」という厳しいご指摘も甘んじてお受けします。

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